すてきな地球の果て

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591135624
  • NDC分類 402.977
  • Cコード C0095

内容説明

極地の自然に魅せられた、若き研究者による初めてのフォト&エッセイ!

目次

僕が旅に出る理由
果てしない南極海の氷原で
ユキドリの舞う谷
音が融け出す世界
ラングホブデをあとにして
北緯79度の花畑
南極から北極まで旅する鳥
季節のありかを教えてくれるもの
水玉がはしゃぐ湖へ
南極の森
生と死の風景
人間の時間と地球の時間

著者等紹介

田邊優貴子[タナベユキコ]
1978年、青森市生まれ。植物生理生態学者。早稲田大学高等研究所・助教。大学4年の時、真冬のアラスカ・ブルックス山脈麓のエスキモーの村で過ごし、バックパッカーとして世界を旅行。極地をフィールドにした研究者となる。南極や北極をたびたび訪れ、その生態系を研究しながら、地球やそこに息づく生命の不思議さ・素晴らしさを伝えるべく講演や執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ぶんこ

57
写真の素晴らしさと、南極・北極で大自然に抱かれながらの研究生活への憧れ、羨ましさで溜息の連続でした。 死ぬまでに一度は行きたい所が南極とアフリカなだけに、小さいころからの夢の叶えた著者に敬意を表します。 文章も良かったです。 ユキドリが綺麗で、目が可愛い。 皇帝ペンギンを先頭にアデリーペンギンが行列をして行進していく姿も可愛い。 我が家に唯一ある北極でのホッキョクグマ2頭が地平線を目指す後姿の少し大きい額入り写真を眺めながら、この写真以外にも欲しくなった写真が沢山掲載されていました。 2015/06/19

ドナルド@灯れ松明の火

39
著者の幼かった頃からの念願を叶え、南極に赴く。文章は極地の自然や動物に対する愛情が溢れ、その後訪れた北極での南極との違いも分かりやすく描かれている。写真がまた素晴らしい。お薦め2021/01/23

姉勤

33
南極、次に北極圏、そして再び南極へ。自然科学の研究者の著者が訪れた、厳しくも美しい世界。極と付くだけに極限の環境は、余計なものの存在を許さない。澄み切った空気、見渡す限りの氷原、一瞬の季節、ニンゲンと初めて接触したペンギンやアザラシ、空を舞う鳥達、水中の奇景、たなびくオーロラ。研究者の目線と詩人の視線が同居した文章と、とにかく写真が美しい。2019/07/02

愛 飢男

28
NHKBSの番組、旅をする木 で知った筆者。番組も素晴らしかったけど、この本も文字どおり素敵でした。南極に行ったような気持ちにさせてくれます。今まで手に取った記憶がない程良質な紙。数多くの写真。アザラシの赤ちゃんとのふれあい。数えていけばきりありません。 図書館本ですが手元に置きたいと思わせる本。2016/04/07

かっぱ

22
音さえも凍り付く世界、原初の地球の姿が見られる場所、全ての生き物を拒絶する世界に立つとはどんな気持ちなのだろう。それは、誰もが体験できることではない。2000年前のアザラシの子供のミイラのすぐ隣で苔が育っている姿から、この地球上で生と死がゆっくりと長い時間をかけて繰り返されていることを感じ取る。研究者でありながら、大自然が作り出す大きなものに素直に感動できる心を持ち続けておられる姿が新鮮です。2013/10/06

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