出版社内容情報
地球で真っ先に温暖化が進むといわれる北極。そこで今何が起きているのか、カメラマンである著者の写真と旅の記録が問いかけます。
内容説明
「こんちき号北極探検隊隊員募集!」ぼくのよびかけで隊員八名が集まった。ぼくは、地球の「寒さ」がいまどうなっているのか、自分の目でたしかめようと思ったのだ。ホッキョクグマが草を食べる!?いま、ホッキョクグマに起きている本当のこと―。
目次
北極探検報告会
日本にいて感じた温暖化
なぜ北極なのか?
探検隊の結成
探検隊出発
君も未来の探検隊
著者等紹介
寺沢孝毅[テラサワタカキ]
北海道生まれ。自然写真家。現在北海道天売島にすみ、写真家としての活動だけでなく、絶滅危惧種のウミガラスをはじめとする海鳥の保護・調査も行う。取材地は天売島はもちろん、北極圏、ボルネオ島、ギアナ高地など、熱帯から極地まで多岐にわたる。守りたい生命(いのち)プロジェクト代表
あべ弘士[アベヒロシ]
北海道生まれ。絵本作家。1972年から25年間、旭川市の旭山動物園に勤務、その後絵本執筆を始める。「こんちき号」隊員の一人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ🍀
19
感想を書かずに手放すことにしました✨2019/06/08
はむちゃん
7
動物はそれぞれ、必要な環境やえさがないと生きていけない事が分かりました。動物の環境を守って、動物の命を守ろうと思いました。2015/07/04
わちゃこ
2
北極圏のスピッツベルゲン島の回りをヨットで旅した「こんちき号」29日の旅の記録。小さい子も読みやすいように思います。一緒に冒険しているような気持ちになりワクワクした。2018/08/22
おはなし会 芽ぶっく
2
27年度6年生ブックトーク授業2015/07/13
てるあき
2
北極に生きる動物から地球環境や命の尊さを学ぶ。人類が棲む最北端の街からヨット「こんちき号」に乗り北極へ。流氷の爆ぜる音、流氷にすむアザラシの暮らし、ホッキョクグマの生態、海鳥の繁殖地。動物は自分たちが生きるために、食べるものを求め、安全な暮らしを模索し日々精一杯生きている。寒さ厳しい環境、白夜や白昼の暮らし、地球規模の温暖化もものともせず、今日も食物連鎖の一部を担い生きている。この一冊が、子供たちに北極探検の夢や生命を考える一助となろう。いくつになっても冒険心をもっていたい。2017/05/23