出版社内容情報
あまり知られていないイソギンチャクのくらしを大きな写真絵本にしました。表紙は、赤ちゃんを口からふきあげたところです。
内容説明
しおだまりのイソギンチャク。みつけたことはありますか?イソギンチャクは、ようじんぶかいいきもの。おどろくと、すぐにしょくしゅをひっこめ、ちいさくなってしまいます。でも、イソギンチャクには、ひみつがいっぱい!あかちゃんをうんだりそだてたり、けんかをしたり、およいだり。ヤドカリにのっていどうするイソギンチャクもいます。いろいろなイソギンチャクのふしぎをのぞいてみましょう。
著者等紹介
楚山いさむ[ソヤマイサム]
水中生物写真家。1945年新潟県に生まれる。国立科学博物館の資料委員をつとめ、海外の生物資料調査などに同行してさまざまな生物の写真を撮影。水中にすむ無脊椎動物の写真は19万点にのぼる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
73
色とりどりのイソギンチャクの不思議な生態を紹介する写真絵本。干潮で海水がなくなると、触手をひっこめて梅干しそっくりになるウメボシイソギンチャク。触手の先は濃い紫色で、根っこは白の美しいグラデーションが印象的なムラサキハナイソギンチャク。オワンクラゲにくっついて育つヤドリイソギンチャク。イソギンチャク同士のケンカもどこかユーモラス。きわめつけは、カニのハサミにくっつくカニハサミイソギンチャク。カニはイソギンチャクを持ってるぞ!と敵にアピールするのだが、これがチアリーダーのボンボンにそっくりで笑える。2016/12/13
鈴
18
毎年海に行っているのに、イソギンチャクを見たことないという息子。多分いつも、泳ぐことに夢中だからだろうな。来年は気がけてイソギンチャクに触れさせたい。いろんな種類のイソギンチャクがいるのにびっくり。特にカニがイソギンチャクを持ってる姿が可愛かった。2013/11/17
しろくま
16
1年生に読み聞かせ。国語の「うみのかくれんぼ」という教材との関連で読んでみました。イソギンチャクって、毒があるのですね!!しかも種類もかなりたくさん。子どもたちは口から赤ちゃんが出てくるのを見て驚いていました。2019/10/01
ふじ
16
冒頭から縮まったイソギンチャク?の姿。水場で水が引くと、その間縮むそう。これがいきもの係で薄巡査が話してたうめぼしイソギンチャクか。親もためになる写真絵本です。ハイライトとしては『①イソギンチャクは食事・排泄・出産全て口から②カニがイソギンチャク持ってポンポンみたいにして踊るのかわいい③触手には毒針が仕込まれている』です。2017/09/08
入院中の雨巫女。
16
《書店》きれいなイソギンチャクだなあ。蟹は大嫌いだけど、イソギンチャクがボンボンみたいで可愛かった。2013/03/29