出版社内容情報
星空を見上げて、星のはなしをしませんか。
北野武が描いた、初めての創作絵本!
夏休み。おじいさんのうちを訪れたぼく。
おばあさんを亡くしたばかりのおじいさんは、
降るような星空の下、星の話を聞かせてくれた…。
テレビ、映画、美術など、多方面で才能を発揮している著者が送る、
おじいさんと少年の会話を通して語られる
心温まる、「ほしのはなし」。
絵本のページを広げると、
著者が描いた迫力の夜空の絵が、
天地1200ミリ×左右848ミリの大きさ(予定)に
星空が広がります。
内容説明
人はみんな自分の星を持っているんだ。「いつだって ひとりじゃないんだよ」満天の星の下でかわされる、おじいちゃんと少年の心温まる「ほしのはなし」。―北野武初めての絵本作品。
著者等紹介
北野武[キタノタケシ]
1947年、東京都足立区生まれ。漫才コンビ「ツービート」で一世を風靡したのち、テレビ、ラジオの出演のほか、映画や出版の世界でも国民的人気を博す。97年監督作品「HANA‐BI」がベネチア国際映画祭グランプリを受賞。また、2010年にパリのカルティエ財団にて個展「絵描き小僧展」が開催されるなど多方面で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
93
北野武さんがつくった絵本。編集と構成は息子の北野篤さんが手がけている。折り紙のような構造で、左⇛左⇛上⇛上……と開いて読んでいく。不特定多数の人が手に取る図書館の本では、破れてしまわないか心配になるけど、内容にとても合った形だと思う。夜空を見上げながら話をするおじいさんと男の子。大切な人の星を探す。去年亡くなったおばあちゃんや両親や好きな女の子の星も♪ ページを開くごとに画面が大きくなっていき、降るような満天の星空が広がっていく。紙のプラネタリウムのような絵本。2012年12月初版。2016/04/19
パフちゃん@かのん変更
48
ビートたけしの絵本。畳まれた1枚の紙に綴られたお話。広げながら読んでいくと星空が広がります。構成もお話も素敵です。作者のイメージが少し変わりました。2013/08/24
たまきら
37
表紙の美しい青に惹かれて。誰が描いたか表紙には書いていないので開いたら、北野武。おお~。そういえば彼はブルーが上手だよな。ロマンチックで素敵なので友人に見せたら、「たけしは絵がうまいんだよ」と色々な逸話を紹介してくれました。下町の人には彼を誇りに思ってる人がたくさんいるのよね。2022/09/06
gtn
37
無限の宇宙から生まれた星は無数。人間を含め、一時的に宇宙に姿を現し、見えなくなった生き物も無数。星と同じように、人間も縁に触れて、宇宙のどこかにまた姿を見せる。だから、おじいさんは寂しいとは思っていない。縁が深ければまたおばあさんに会えると信じている。2020/08/13
くぅ
37
絵本だけど絵本じゃな〜いΣ( ̄[] ̄;)!普通の絵本だと思って借りてきたからビックリ!でも、お部屋で広げてみたら結構感動ものかも(๑´罒`๑)♪短いのにスケールはでっかくて、星空に吸い込まれるように物語に入り込んじゃう。私の星はどこかしら(●´⌓`●)?2016/05/06