出版社内容情報
太一くんは、ひっこしでおばあちゃんとはなれることがさびしくてたまりません。すると、満月の夜、庭にキツネがやってきて……。
内容説明
おばあちゃんをのこして、きゅうにひっこすことになった太一くんは、ふるさとの風をとどけてくれる「かさこその木」がほしくてたまりません。すると、ひっこしのまえの夜、かさこそ森のキツネが太一くんの家のにわにやってきて…。第四回静岡県浜松市主催「森林のまち童話大賞」大賞受賞作。
著者等紹介
有島なさ[アリシマナサ]
1974年、滋賀県生まれ。現在、介護職員として勤務している。『かさこそ森の気どりやキツネ』で2012年、静岡県浜松市主催第4回森林のまち童話大賞を受賞
北見葉胡[キタミヨウコ]
武蔵野美術短期大学卒業。2004年にヨゼフ・ヴィルコン記念大分国際絵本原画展優秀賞受賞、2005年にボローニャ国際絵本原画展入選、2009年『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(講談社)ボローニャ国際児童図書賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がる
9
第4回静岡県浜松市森林のまち童話大賞、大賞受賞作。 北見葉胡さんの絵に惹かれて。「いっしょにすめなくなるのは、おわかれじゃなく、ひろがることですよ。」の台詞が印象的。 かさこその木、こんな木が本当にあったらいいなー。2012/12/22
とりじまカラス
2
気どりやキツネの紳士的なキャラクターが印象に残りました。 かさこそ森へ行くまでのシーンが、なかなかもどかしくてワクワクさせます。 引っ越しというテーマに対する回答に独自性がありすばらしかったです。2019/01/07
なーに
2
はなれることはさびいしいけれど、おわかれではなくひろがること。こころがすぅっと癒されるとても良いお話でした。キツネさんのキャラクターがすごくよかった。2013/06/04
みかりんご。
0
ばばコン・太一くんの冒険話。太一くんにはいつまでも「かさこその木」を大切に育てていってもらいたい…。こうして農村地域の高齢化は進んでいくのね…。2014/06/29
ふわちゃん
0
☆4.52013/05/28