出版社内容情報
絶滅寸前の職業と、それに携わる人々の姿を生き生きと描いて反響を呼んだルポルタージュ、待望の文庫化! 紅の巻、白の巻同時刊行。
その仕事、絶滅寸前! 絶滅前に会いたい!
絶滅危惧が懸念される「職業」を追ったルポルタージュ『職業外伝』待望の文庫化!
「紅の巻」「白の巻」同時刊行、紅白どちらから読んでもおもしろい!
「紅の巻」では、飴細工師、ヘビ屋、銭湯絵師、街頭紙芝居師、幇間など12の職業と、それに携わる人々を紹介。
その仕事を「天職」として情熱をもって働く姿を生き生きと描き出している。
【飴細工師】 坂入尚文 寅さんみたいなテキ屋はいない
【俗曲師】 桧山うめ吉 バレリーナと看護師が夢だった
【銭湯絵師】 中島盛夫 富士山の頂が一番難しい
【へび屋】 黒田太郎 へびは人間よりエライ
【街頭紙芝居師】 永田為春 事実は紙芝居より奇なり
【野州麻紙紙漉人】 大森芳紀 世界最古の紙、麻紙を復活させる
【幇間】 悠玄亭玉八 神髄は”間”の極意にあり
【彫師】 山本長二 人体という”額”に彫る
【能装束師】 山口安次郎 300年後も残る織物を目指す100歳
【席亭】 北村幾夫 寄席の隠れたプロデューサー
【見世物師】 大寅興行社 日本最後の見世物小屋
番外編【真剣師】 大田 学 最後の真剣師だった男
あとがき
文庫版追記 それぞれのその後
内容説明
動植物に絶滅危惧種があるように、職業にもなくなりかけているものがある。飴細工師、俗曲師、銭湯絵師、へび屋、街頭紙芝居師、紙漉人、幇間、彫師、能装束師、席亭、見世物師…絶滅寸前の12の職業と、それに携わる人々を追った傑作ルポルタージュ。
目次
飴細工師―坂入尚文
俗曲師―檜山うめ吉
銭湯絵師―中島盛夫
へび屋―黒田太郎
街頭紙芝居師―永田為春
野州麻紙紙漉人―大森芳紀
幇間―悠玄亭玉八
彫師―山本長二
能装束師―山口安次郎
席亭―北村幾夫
見世物師―大寅興行社
真剣師―大田学
著者等紹介
秋山真志[アキヤママサシ]
1958年、東京生まれ。明治大学卒業後、出版社勤務を経てノンフィクションライターとなる。2008年、『寄席の人たち』で、第21回尾崎秀樹記念・大衆文学研究賞(評論・伝記部門)を受賞。横浜商科大学非常勤講師。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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