ポプラ文庫
職業外伝 紅の巻

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  • サイズ 文庫判/ページ数 385p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784591131152
  • NDC分類 366.29
  • Cコード C0195

出版社内容情報

絶滅寸前の職業と、それに携わる人々の姿を生き生きと描いて反響を呼んだルポルタージュ、待望の文庫化! 紅の巻、白の巻同時刊行。

その仕事、絶滅寸前! 絶滅前に会いたい!

絶滅危惧が懸念される「職業」を追ったルポルタージュ『職業外伝』待望の文庫化!
「紅の巻」「白の巻」同時刊行、紅白どちらから読んでもおもしろい!

「紅の巻」では、飴細工師、ヘビ屋、銭湯絵師、街頭紙芝居師、幇間など12の職業と、それに携わる人々を紹介。
その仕事を「天職」として情熱をもって働く姿を生き生きと描き出している。

【飴細工師】      坂入尚文    寅さんみたいなテキ屋はいない
【俗曲師】        桧山うめ吉    バレリーナと看護師が夢だった
【銭湯絵師】      中島盛夫    富士山の頂が一番難しい
【へび屋】        黒田太郎    へびは人間よりエライ
【街頭紙芝居師】   永田為春    事実は紙芝居より奇なり
【野州麻紙紙漉人】  大森芳紀    世界最古の紙、麻紙を復活させる
【幇間】         悠玄亭玉八   神髄は”間”の極意にあり
【彫師】         山本長二    人体という”額”に彫る
【能装束師】      山口安次郎   300年後も残る織物を目指す100歳
【席亭】         北村幾夫    寄席の隠れたプロデューサー
【見世物師】      大寅興行社   日本最後の見世物小屋

番外編【真剣師】   大田 学     最後の真剣師だった男

あとがき

文庫版追記 それぞれのその後

内容説明

動植物に絶滅危惧種があるように、職業にもなくなりかけているものがある。飴細工師、俗曲師、銭湯絵師、へび屋、街頭紙芝居師、紙漉人、幇間、彫師、能装束師、席亭、見世物師…絶滅寸前の12の職業と、それに携わる人々を追った傑作ルポルタージュ。

目次

飴細工師―坂入尚文
俗曲師―檜山うめ吉
銭湯絵師―中島盛夫
へび屋―黒田太郎
街頭紙芝居師―永田為春
野州麻紙紙漉人―大森芳紀
幇間―悠玄亭玉八
彫師―山本長二
能装束師―山口安次郎
席亭―北村幾夫
見世物師―大寅興行社
真剣師―大田学

著者等紹介

秋山真志[アキヤママサシ]
1958年、東京生まれ。明治大学卒業後、出版社勤務を経てノンフィクションライターとなる。2008年、『寄席の人たち』で、第21回尾崎秀樹記念・大衆文学研究賞(評論・伝記部門)を受賞。横浜商科大学非常勤講師。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

魚京童!

8
前、読んだやつの文庫版だった。2024/06/02

Akihiro Nishio

5
今では絶滅寸前の職業にスポットを当てたルポタージュ。飴細工師、へび屋、紙芝居師、見世物師などがインタビューを交えて紹介される。良いと言えば良かったが、筆者が東京出身であるためか芸能関係に大きく偏っていたのが残念。地方で農村仕事と結びついた消えゆく仕事にも光を当てたものになれば、もっと感動的な作品になっただろう。2015/10/20

とろっち

4
いろいろな職業の方へのインタビューによるルポタージュ作品。しかし聞いて驚くなかれ、その職業とは飴細工師、俗曲師、銭湯絵師、へび屋、街頭紙芝居師、野州麻紙漉人、幇間、彫師、能装束師、席亭、見世物師、真剣師の12人。そんな人まだいるの!から、一体どんな仕事なの?まで興味は尽きませんが、共通しているのは全員が真のプロフェッショナルである点。素直に尊敬してしまいます!2012/11/07

coco

2
「白の巻」が先だったか。順番間違えた^^; 読みながら子どもの頃の懐かしい思い出が甦る職業もあり、全く知らなかった職業もあり、興味をそそられる本だった。自分が子どもの時、縁日には出店がいっぱいだったのに、最近はだいぶ少なくなった。近くの銭湯もなくなってだいぶ経つ。街頭紙芝居もうっすら記憶に残っている。時代の流れとはいえ、寂しい。どの職業の方も「すごい」の一言に尽きる。中途半端はいけないと反省しました。2013/05/19

miki

2
「白の巻」に続いて「紅の巻」。今回の職業は、飴細工師、俗曲師、銭湯絵師、へび屋、街頭紙芝居師、紙漉人、幇間、彫師、能装束師、席亭、見世物師。またまた知らない世界を垣間見ることができて面白かった。見世物小屋は靖国神社のみたままつりにあるのは知っていたけど、入ったことがなかったので来年は行ってみようかな。そして、巻末には、白紅両方に掲載された職業のその後も書かれていて興味深かった。2012/11/20

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