ポプラ文庫
職業外伝 白の巻

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  • サイズ 文庫判/ページ数 279p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784591131145
  • NDC分類 366.29
  • Cコード C0195

出版社内容情報

絶滅寸前の職業と、それに携わる人々の姿を生き生きと描いて反響を呼んだルポルタージュ、待望の文庫化! 紅の巻、白の巻同時刊行。

その仕事、絶滅寸前! 絶滅前に会いたい!

絶滅危惧が懸念される「職業」を追ったルポルタージュ『職業外伝』待望の文庫化!
「紅の巻」「白の巻」同時刊行、紅白どちらから読んでもおもしろい!

「白の巻」ではイタコ、映画看板絵師、鵜匠、蝋人形師、チンドン屋、流しなど8つの職業とそれに携わる人々を紹介。
その仕事を「天職」として情熱をもって働く姿を生き生きと描き出している。

【イタコ】            日向けい子     イタコになって自分が変わった
【映画看板絵師】      大下武夫      顔の表情を決める15分間が勝負
【宮内庁式部職鵜匠】   山下純司      鵜が人を育て、鵜飼は日本人の心を育てる
【荻江流二代目家元】   荻江寿友      たどり着くことのないのが芸の世界
【琵琶盲僧】         永田法順      365日歩きつづける最後の琵琶盲僧
【蝋人形師】         松崎 覚       共同幻想をカタチにする
【チンドン屋】         堀田祐子      昔のチンドンを再現したい
【流し】             マレンコフ       ”ゴールデン街の伝説”は芸歴60年

あとがき

文庫版追記 それぞれのその後

内容説明

日本には今にも消えてしまいそうな職業がこんなにたくさんある。イタコ、映画看板絵師、鵜匠、荻江流家元、琵琶盲僧、蝋人形師、チンドン屋、流し…絶滅寸前の8つの職業と、それに携わる人々を生き生きと描き出した傑作ルポルタージュ。

目次

イタコ―日向けい子
映画看版絵師―大下武夫
宮内庁式部職鵜匠―山下純司
荻江流二代目家元―荻江寿友
琵琶盲僧―永田法順
蝋人形師―松崎覚
チンドン屋―堀田祐子
流し―マレンコフ

著者等紹介

秋山真志[アキヤママサシ]
1958年、東京生まれ。明治大学卒業後、出版社勤務を経てノンフィクションライターとなる。2008年、『寄席の人たち』で、第21回尾崎秀樹記念・大衆文学研究賞(評論・伝記部門)を受賞。横浜商科大学非常勤講師。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Akihiro Nishio

5
紅の巻に続く第2段。今回は、イタコ、鵜匠、映画看板屋、琵琶盲僧など地方からもエントリーが多くて良かった。また、前作では、筆者の「古い芸能好き」という嗜好が鼻についたが、本作では掘り下げ方が深くなり、より本人の内面に肉薄できたように思われる。取り上げる職業のネタが尽きつつあるのはわかるが、続けれるものならば続けて欲しいな。2015/11/05

coco

2
それぞれ短いけれども、内容が凝縮されていて濃ゆい。知らないことだらけで、おもしろかった。人の縁って大事だと改めて感じた。2013/05/21

はち

1
絶滅寸前職業を追うルポ第二弾。前作より面白かった。イタコ、映画看板絵師、チンドン屋、流しが特に興味深い。実物を見たことがあるのはチンドン屋だけだが。多分高知にも絶滅危惧種はたくさんいるんだろうなぁ。2013/01/29

禁酒パンヤ

1
絶滅の危機に瀕した職業の人々を追ったルポ。イタコ、映画看板絵師など。作者の視点が滅びてもいいというものでなく、できれば存続してほしいという視点なのがいい。その道のプロの人々の人生を垣間みられるのも興味深い。紅の巻も読まなくては。2012/12/03

miki

1
後継者がいないなどの理由で消えてしまいそうな職業を取材、紹介しています。イタコ、映画看板絵師、鵜匠、萩江流家元、琵琶盲僧、蝋人形師、チンドン屋、流しの8つの職業。まったく知らない職業もあるし、存在は知ってるけど…レベルの職業も新しい発見があって面白かった。長良川の鵜匠が世襲制だとか、流しは必ず事務所に所属しないといけないとか。「紅の巻」も楽しみだ♪2012/10/17

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