出版社内容情報
子ども・教師・保護者の不信の連鎖が生み出す「いじめ社会」の本質を鋭く指摘し、相互不信の罠から抜け出すための実践法を示す。
内容説明
ブラックボックス化した学校で、いったい何が起きているのか?いじめ被害者からの相談に「何もできない」とうなだれる学校、一日百通以上の誹謗メールを受ける教師の恐怖、他校から評判のよい学校が、アンケートでは「いじめ二桁」の謎…。子ども・教師・保護者の不信の連鎖が生み出す「いじめ社会」の本質を鋭く指摘し、相互不信の罠から抜け出すための実践法を示す。
目次
第1部 子どもと大人の「いじめ」の連鎖(教師も巻き込まれるいじめの罠―一日百件の誹謗メール、「死ね」「レイプしてやる」;アンケートで「いじめナシ」の保身―学校のHPで情報を求め、子どもに試された教師たち;「暴力教師」「わいせつ教師」を断罪?―相談室でわかった、教師誹謗の意外な「メリット」 ほか)
第2部 子ども社会で何が起きているか?(Aちゃんはなぜ「加害者」になったか?;「いじめ社会」の不信と権力の構造)
第3部 「信頼される学校」のためのルール
あとがきにかえて―子どもたちの「愛情の器」を満たすために
著者等紹介
山脇由貴子[ヤマワキユキコ]
1969年東京生まれ。横浜市立大学心理学専攻卒。現在、東京都児童相談所・児童心理司。年間200家族以上の相談や治療を受け持つ。ストリートチルドレンの急増するベトナム政府から依頼を受け、児童相談所のスタッフの育成のための講演を行うなど、国内外を問わず幅広く活躍。2006年、現代のいじめ問題の核心をついた『教室の悪魔』(ポプラ社)が話題となり、教師・保護者・教育委員会などから相談、講演依頼が後を絶たない(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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