ポプラ文庫ピュアフル<br> 乙女の花束

電子版価格
¥682
  • 電子版あり

ポプラ文庫ピュアフル
乙女の花束

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 279p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784591130124
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

なぜか突然、全寮制「桜の宮女学院」に入学することになった風子。その謎を解く鍵は上級生・凪子が握っていた・・・。少女たちの12

内容説明

古都・鎌倉にある、選ばれた者だけが通えるといわれる全寮制「桜の宮女学院」に、なぜか入学することになった風子。時間が止まったままのような、レトロで不思議な空気が漂う世界で、浮世離れした級友たちと過ごす甘美な12ヶ月―。そして次々とふりかかる試練を乗り越えながら、風子に隠された出生の秘密と入学の理由が明かされていく。その謎を解く鍵は、「秘密の花園」で出会った上級生・凪子が握っていた。

著者等紹介

折原みと[オリハラミト]
小説家・漫画家。1987年、『ときめき時代 つまさきだちの季節』で小説家デビュー。プライベートでは、華道(草月流師範)、日本舞踊(花柳流名取)、書道5段、琴(生田流)、茶道(裏千家)、居合い(無双直伝英信流初段)、陶芸を嗜む、和物フリークでもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いりあ

35
鎌倉にある"私立 桜の宮女学院"に新入生として入学した篁風子の1年間を描いた作品。女学校と寄宿舎という定番の舞台で思春期の女の子達の学園生活を描いています。雰囲気も良く、憧れのお姉様である凪子に、敵役の同級生燁子など魅力的なキャラクターもいたのですが、月毎に章が分かれており、話が細切れのようになってしまい、なんとも中途半端な印象を持ちました。ただ単に少女小説のお決まりを並べた見本市みたいな感じでしょうか。もう少しじっくりと各キャラを描いて欲しかったです。燁子とかもっと魅力的になったと思うんだけどな。2012/07/18

dr2006

29
タイトルと装丁のイラストを裏切らない乙女たちの純粋な物語。篁風子は祖父の手筈により、生まれ育った山梨の山奥から遠く離れ、古都鎌倉にある全寮制「桜の宮女学院」に入学した。そこは旧華族・旧財閥の流れを組む名家や、名だたる老舗大企業の令嬢ばかりが集う名門である。陶芸家の祖父のもと、大自然の中で自由奔放に育った風子にとっては、学院で出逢うもの全てが新鮮で驚きだった。そんな風子に温室育ちの級友たちは興味深々、注目を集め始めた。同じ1年生にあって自分が一番!の高倉燁子は、風子の存在を疎ましく敵対し、嫌がらせをを…。2025/03/18

茉莉花

29
全寮制・桜の宮女学院になぜか入学することになった風子。次々とふりかかる試練を乗り越えながら、自身に隠された出生の秘密と入学の理由が明かされていく。その謎を解く鍵は「秘密の花園」で出会った上級生が握っていた! 心があたたまるようなお話で、さらにはいろいろなお花の花言葉を知る機会にもなって面白かったです。2021/02/03

いずむ

25
絢爛豪華な花ばかりではないけれど。小さくても、ありふれていても、その姿は、その移ろいは、少女たちの歩みを色鮮やかに写す鏡。羽虫もよりつかず、ただそこに咲いているだけでは、やがて枯れてしまう。次の季節へ、場所へと、思いの種を運ぶ"風"。彼女が吹き抜けたあとに残る、思いと想いが繋がって、新しい芽吹きを予感させる香り。ひとつ処に留まらず、行く手を遮るモノを、身を翻して越えて行く。花が咲くだけで、芽吹きを感じられるだけで、人生は豊かになる。だから、"花"自身の彼女らは、きっとどんな花束よりも表情豊かに咲き誇る。2012/07/22

たっちゃん

22
いろいろな花を知れて良かったです!お嬢さま凄い…!2021/06/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4971037
  • ご注意事項