新・童話の海
ゆびわがくれたプレゼント

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  • サイズ A5判/ページ数 152p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784591129562
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

夏休み、海ベでの出会いで少女が成長していく姿をみずみずしく描いた物語。東北の土地ならではの自然風景も丁寧に描かれた、味わい深

夏休み。弟が病気がちでかまってもらえない香菜は、ひとりで海ベのおじいちゃんの家に泊まりにいくことになった。おじいちゃんの家の近くには遊べる子はいないし、食べ物も魚ばかり。退屈していた香菜の前に、ある日、ひとりの女の子があらわれた。女の子から借りた指輪は、とてもふしぎな力をもっていて……。海ベでの出会いで少女が成長していく姿をみずみずしく描いた物語。東北の土地ならではの自然風景も丁寧に描かれた、味わい深い一冊です。

1小さな弟
2バス
3市日
4岬の家
5岩場
6女の子
7約束
8あの子の指輪
9時化
10月の光
11にじ色の海
12お母さんの電話
13おべんとう
解説 薫くみこ

内容説明

夏休み、家族とはなれて、海べの町ですごすことになった、香菜。ともだちもいなくて、毎日、つまらない。でもある日、香菜の前に、ふしぎな女の子があらわれ…。日本児童文学者協会、ポプラ社「新・童話の海」第3回公募入選作。

著者等紹介

田沢五月[タザワサツキ]
岩手県生まれ。「みちのく妖怪の町 旅館『河童屋』」で遠野物語百周年文学賞受賞。日本児童文学者協会、岩手児童文学の会会員。季節風、ふろむ同人。『ゆびわがくれたプレゼント』で「新・童話の海」第3回公募に入選、デビュー作となる

吉田尚令[ヨシダヒサノリ]
大阪府生まれ。イラストレーター、絵本作家として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

49
児童書。お母さんは病弱な弟にかかりきりで香菜にかまってくれない。4年生の香菜は家族と離れて、祖父母のいる海辺の町で夏休みを過ごすことにした。ひとりで遊んでいると、不思議な女の子と出会い仲良くなった。お互いの指輪を交換して明日も遊ぶ約束をした。だけど香菜が貸した指輪がさびてしまい、香菜は怒って女の子に指輪を返さないと言ってしまう。▽小学中学年むき。香菜のきまぐれでわがままなところ、だけどすぐに笑って許しちゃうところが素直でよろしい。2019/10/15

☆コ。

2
香菜ちゃんのプンプンぶりがすごいけど、わかるな~ トトロッぽいかな~♪2016/04/22

にたま

2
おばあちゃんが話してくれた若いころの話が印象的。ストーリー的が魅力的です。ただ残念に思ったのは児童書のせいか、展開が駆け足な印象。もうっちょっとじっくりお話を進めてほしかった。主人公が「私はいらないんだ」と思うところにうるっときました。親の心意がわからないんですもんね。手のかかる弟につきっきりてさびしいもの。でもね、ぜんそくって超しんどいんだよ・・・。2013/10/06

芦屋和音

2
「新・童話の海」第3回公募入選作。体の弱い弟はよくあるパターンだけれど、香菜のわがままっぷり、小学生あるあるで共感。おじいちゃんとおばあちゃんいい味出してる。2012/11/07

aloha0307

2
9/10 夏休み、家族と離れて、海べの町で祖父母とすごすことになった、香菜ちゃんの話 あったかい気持ちにさせてくれた本 かなちゃんとおばあちゃんとの会話...ご老人はいまでこそ老人(あたり前だが)だが、こども・若者世代のときがあったんですね。 当時を孫に優しく語る...いいシーンだったよ2012/10/25

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