出版社内容情報
花百姫の失われた記憶と不思議な力が甦る時、運命が動き始めた――。魔王と忍剣士達との壮烈な戦い、命がけの愛。渾身の時代活劇ファ
内容説明
時は戦国乱世。忍者の城・八剣城を正体も知れぬ魔の軍勢が襲う。城主は戦死、わずか四歳の花百姫は霊剣を持ったまま行方知れずとなった…十年の歳月が流れた。記憶を失い、少年として育てられた姫。ふたたび魔が蠢きだす中、姫の記憶と不思議な力が次第に目覚め、神宝を持つ無敵の剣士・八忍剣も姫の下に集い始める。だが彼らの前には、巨大な敵と過酷な運命が立ちはだかっていた。壮大な時代活劇ファンタジー。
著者等紹介
越水利江子[コシミズリエコ]
高知県で生まれ、京都市で育つ。『風のラヴソング』で文化庁芸術選奨文部大臣新人賞、日本児童文学者協会新人賞を、また『あした、出会った少年―花明かりの街で―』で日本児童文芸家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
翔(かける)
19
すごくおもしろくて、一気に読んでしまいました。戦国時代、忍、剣、五鬼四天の九つの神宝、ワクワクする設定がいっぱいつめこまれたこの作品、手にとって良かった!シンプルな構成が逆に良い味出していて、楽しいです。2020/08/31
海猫
16
う、うーむ面白いことは面白い。また時代伝奇活劇でありファンタジーというのも好み。しかしいくらなんでも展開が目まぐるしすぎて戸惑った。もともと児童書ということで読者層に合わせた戦略ではあるのだろう。であるから人物造形とか歴史観めいたこと求めるのも筋違いなんだろうな。次の巻からは読者としてもテンション合わせて物語に乗っていきたいものだ。2012/06/15
海猫
12
前回読んだときは物語のリズムにうまく乗れなかったが今回はピッタリあった。初巻からかなりの物語要素詰め込んであるしとにかく話が動く。終盤にしてようやくヒロインの冒険が始まるので本題はいよいよ次巻という感じ。今回は続けて読んでいきたい。2014/06/10
花宴
9
シリーズ第1弾。テンポよく話が進み面白かったです。花百姫そんな所にいたのか〜。いつ登場するのかと思っていたら…。これは頼もしい。九鬼一玄斉なる人物がまだ顔を見せていないのが気になる。海賊にしてはハイスペックだし。五鬼四天、八忍剣、九神宝などがそれぞれ何を意味して何と何なのか覚えていられるか不安。とにかく八剣の秘伝書にある、かの秘術を会得した八忍剣の誰かと結婚することが花百姫を救う唯一の方法なんですね。注視していこう。2020/05/03
小雀✡ずーっと積読減強化月……
9
ノリで1巻買ってしまって『やっちゃったかな?』と思ってましたが、予想外に面白かった(←失礼w) 何となく里見八犬伝を連想する作品ですね。馬琴の『南総里見八犬伝』ではなくて昔々、薬師丸ひろ子チャン主演で映画になった『里見八犬伝』のほうね! 気になるので続巻仕入れなければ…。2014/06/16