内容説明
配達員が通報した刺殺事件。容疑者は被害者の妻。事件の解明に乗りだした上杉形事と監察医の如月。単純に思われた事件はいつしか複雑な様相を見せ始める。難事件の糸口はどこに?法医学の第一人者が実体験を基に原案・監修!人気の監察医シリーズ待望の第二弾。
著者等紹介
柚原瑠璃子[ユズハラルリコ]
1955年、静岡県生まれ。文化学院文学科中退。出版社勤務、フリーライターを経て執筆活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ちげー
19
以前読んだ監察医シリーズの第二段。 本当に些細なことから事件が明らかになるのが面白い。 最近監察医のテレビドラマとかもあって、少し興味があり読んでみたけど、細部がとてもリアルでわかりやすい。 もう一作あるみたいなので、また図書館で借りて読みます。2021/03/21
2Tone
1
監察医が活躍するミステリー。刑事の上杉と監察医の如月(かりんとう先生)が、憎まれ口叩きながらも解剖結果により、事件解決のヒントとなる。今回の殺人事件も奥深く、複数の事柄が絡み合って、最後に事件のを解決する。被害者、加害者共にそれぞれの悩みで苦しみ、誰もが傷を抱えて生きているところが儚い。2013/03/17
いづむ
1
大切な人(って言葉は嫌いなのだけど)のために何かしたいという気持ちをお互いにこんなかたちで表すしかないなんて・・・事件の真相に近づいていくにつれて、関係者それぞれが長い間苦しみ、結果このような事件に至ってしまったのがじわじわわかって本当に切なく苦しい。2012/08/24
ひろみ
1
面白い
まんま
0
ああ、だから刃の献身。色々な思いが錯綜した結果の事件。法医学、遺体から声を聞く、刑事の足、地道な捜査の結果が哀しい身の上も暴いてしまう。2017/08/16




