内容説明
だいすきなとなりのじいちゃんがひろったこねこの「つむぎ」はわがままなやつ。たいふうの日、ぼくのせいで、つむぎがいなくなって…!家族を守る強さとやさしさが伝わる物語です。小学校低学年向。
著者等紹介
なりゆきわかこ[ナリユキワカコ]
東京都出身。慶応大学文学部卒業。在学中、マンガ研究会に所属。1985年芳文社より、漫画「ぼくんちのアイドルひろみちゃん」でデビュー。近年は童話作家として活躍している
小松良佳[コマツヨシカ]
1977年、埼玉県に生まれる。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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湘子
25
【再読】なりゆきわかこさんのお話はいつもツーンと切なくてちょっと泣けてしまうところが好き。「かっこいいっていうのは、うでっぷしのつよさじゃねえ、かぞくをひっしにまもるってこころだ」「このよでかかわったもんは、みんなかぞくだ」おじいさんの言葉がいいなぁ。家族を守る強さとやさしさの物語。2015/08/12
鈴
16
おじいさんにとってのつむぎの存在を想像するだけで泣きそうになる。つむぎが行方不明になったときには、とんでもなく悲しいことが起きそうで胸が痛かった。息子も時々涙をふきながら真剣に聞いていた。2013/05/01
タンシロ📚
7
いい!なんか、侘び寂び感もちょっとだけあって、子ども向けだとしてもしっかりとストーリーや機微が練り込まれてる。全部ひらがなだから、保育園生でも早い子は読める。小学3年生くらいまでに読みたい。2023/12/13
あき☆ブラック・ベア
4
大きめの文字で低学年向き。だけどとてもいい話だった。 若い頃奥さんを亡くした隣に住むじいちゃんの所に、奥さんが紡いだ着物そっくりの縞模様で、奥さんと同じところにホクロのような点のあるネコが迷い込んできた。じいちゃんが大好きだったひろとはつむぎと名付けられたそのネコにヤキモチを妬いてしまう。 ひろともネコも可愛いイラストなんだけど、じいちゃんはなんか格好よく描かれている。そしてその絵の通りじいちゃんは格好いい。義理堅い、しっかりした信念を持ったじいちゃん。ひろととつむぎは孫みたいなもんなんだろうな。2020/03/14
Rabbit Teacher
2
こんなに元気なおじいさんがいたらびっくりする。2023/03/28