内容説明
雪深い山村で生まれ育って、自由奔放なスキーをしていた一子。そんな一子が出会ったのは、スキーで世界を目指す少女、美鈴!そして、モーグルという名の夢。
著者等紹介
工藤純子[クドウジュンコ]
東京都生まれ。期待の若手児童文学作家。日本児童文学者協会会員。「季節風」同人
加藤アカツキ[カトウアカツキ]
静岡県生まれ。一般書籍から児童書まで幅広く手がける人気のイラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yoshitomo Kurokawa
6
モーグルは良く知らないが、熱中できるものがあるのは羨ましい。2013/05/13
パスティル
2
子供のためと、借りてきたのに、自分がはまってしまった。好きなことに頑張れる。そしてそれを支えてくれる仲間と目標とライバルの存在。ソチオリンピックの上村愛子選手をふと思い出した。2014/03/23
りんご
1
スキー場のある村でペンションを営む母と暮らす6年生の一子は、もちろんスキーが得意で林の中も猛スピードで滑りまわっている。ある日、ペンションに同い年の美鈴が預けられる。美鈴は将来有望なモーグル選手で、ここにコーチを受けに来た。彼女のエア(ジャンプ)を間近で見た一子はモーグルに魅せられるが、一子の父はスキー選手で大会中に亡くなっているため、母は大反対で。。オリンピックでモーグル好きになった次女に借りました。児童書らしく素直な展開。でも私脳筋キャラって苦手で。。美鈴もすごいひねくれてるし。続編の成長に期待。2022/03/14
さーさん
1
小さなスキー場を備えた雪深い栄野村で育った小学6年生の一子。多少の無茶も恐れず雪山を滑る一子のあだ名はちょっかり、「直下降」という意味。かつて父の命を奪ったスキーに複雑な感情を抱き始めていた一子は、モーグルの選手を目指す女の子・美鈴と出会う。空中で技を決めるモーグルの美しさと解放感に一子は魅了されてゆく。同級生と些細なことでぶつかって、大人が目を剥く無茶をして……子供なりの悩みとモーグルの魅力がスピード感を以て描かれている。駆け抜けた!という爽快な読了感。2020/11/11
まげりん
1
冬季オリンピックと言ったらモーグルでしょう!っていうくらいミーハーに好きな私です。上原愛子をイメージしてかっこよくコブ斜面を責めたい!と思いつつも、いつもこぶに板を刺して立ち往生しているんですが・・・そうか・・・板が違うんだな。さらっと読めますが、上原愛子もこんな感じだったのかなぁ?と思いながら読みました。次こそ金メダルを!!2013/07/15