内容説明
子どもたちの誘拐事件が解決したのもつかの間、街で火の手が上がる。狙われたのはおふみの同級生・秀平の家だった。仲間がひとり、またひとりと姿を消す中、追い詰められたおふみたちが向かった先には、想像を越えた世界が立ち現れる―。絶望的な状況下でも失われることのない人の絆と希望の光を描き出した長編エンタテイメント、ここに完結。
著者等紹介
沢村鐵[サワムラテツ]
1970年岩手県生まれ。2000年、『雨の鎮魂歌(レクイエム)』(幻冬舎)を発表しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りょうこ
33
ゴン!かっこよ過ぎ!下巻は一気にホラーな感じですね。終わり方はまぁ好きな方かなぁ..。でも上巻同様おふみには馴染めず。ラストの作者の部分はいらないから、おふみの子供らしさと秀平君への素直な気持ちのロックが外れて、あんなに頑張った秀平君が歓喜するのを見たかった(笑)2013/11/18
ダージリン
15
思いがけない方向にストーリーが進み・・・目が離せない展開でした!秀平くんの純愛にちょっと感動(笑)。最後には死生観もからんで深い物語でした。身近なところでの少しの勇気や、誰かを本当に信じるということの難しさが実感をもって迫ってきます。でも、危険に飛び込む子供たちを見守るしかない親達が1番辛かっただろうなと思いました。良い子は絶対にまねしないこと!(笑)2012/03/04
ソラ
9
子どもたちの誘拐事件が解決したのもつかの間、街で火の手が上がる。狙われたのはおふみの同級生・秀平の家だった。仲間がひとり、またひとりと姿を消す中、追い詰められたおふみたちが向かった先には、想像を越えた世界が立ち現れる―。2011/12/31
温
8
後半に入って、少し失速してしまったかなぁ。物語としてはきれいにまとまっているのですが、きれいにまとめようとして細部にひずみができてしまったように思います。ゴンちゃんがかわいそう…。2012/09/30
デール
8
ダークファンタジーだけど全体的に暖かかった。世界観に深くのめり込む・・・とまではいきませんでしたが、意外と伏線が綺麗に回収出来ている感じでした。2011/12/11