内容説明
フランスで、文学賞「みんなのための文化図書館賞」を受賞した『SAYA』を、著者であるリシャール・コラスが自ら日本語で執筆。歳の差を超えた純粋な愛に心が震える、儚くも美しい悲恋の物語。
著者等紹介
コラス,リシャール[コラス,リシャール][Collasse,Richard]
フランス生まれ。パリ大学東洋語学部卒業。在日フランス大使館勤務、ジバンシィ日本法人代表取締役社長を経て、1985年にシャネル入社、1995年、シャネル日本法人代表取締役社長に就任。フランス商工会議所会頭、欧州ビジネス協会(EBC)会長を務める。国家功労章シュバリエ章受章、レジオン・ドヌール勲章受章。2009年にフランスで発表された『SAYA』で、フランスの文学賞「みんなのための文化図書館賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒蜜
2
つまらなかったです。 つまりはナボコフですか?読んだことないけど。 リストラされて喪失感を味わう主人公と一昔前の渋谷にいそうな女の子が二人が運命的に出会うようです。でも、なんで引かれ会うのかわかりません。二人の愛情がキーポイントだと思うのですが…。神脇はたぶん…若い女の子が良いのでしょう。勝ち馬の派閥に乗っていることとフランス帰りを鼻にかけているようなつまらない男です。リストラもしょうがないでしょう。紗綾は…わかんない。紗綾がわかんないから、二人の愛情が薄っぺらく見えるのでしょう。 2012/05/18
入江大和
1
過去の読書記録より記載。2012/01/21
オーラ
1
一言で言うと、よくわからなかった。特にラストが。「歳の差の愛に心震える」という宣伝文句でしたが、私の心がカピカピのせいか、少しも心震えたりはしなかった。フランス語に堪能で、クラシック音楽にも精通している主人公、おしゃれなレストランに、ブランドもののオードトワレ。主人公の2人が惹かれあうキーワードに共感できず。モノや人の魅力って、そこかなー・・・って首を捻ってしまうひねくれモンな私。まったく共感できなかったのに、一気読みさせられたとこがまたなんというか。2012/09/19
天澤 眞輝
1
読み終えた感想は『切ない…』でした…。心にチクッとくるものがあり《恋しているとき》幸せの土台にあるものは……愛でなく哀だったのだろうかと感じた作品です。2012/01/17
そらまめ
1
号泣!恋を知らなかった紗綾が、二人の思い出の曲を落としてプレゼントしようとしたり、旅行の朝嬉しくて涙を流したり…すごく好きで彼といることが幸せだということが伝わってきた。タトゥを入れるほど、紗綾にとって初めて永遠だと思った人と、連絡がとれなくなり、その人には家族がいて、別の世界があったことを知った、気持ちのやり場のなさに感情移入してしまった。最後の紗綾の行動は、どんなに神脇との日々が幸せだったかがわかった。二人の幸せだった日々のお互いを思う気持ちの強さが頭に残って、読み終わったあとも切なさが続いています。2011/12/23
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