内容説明
塾の夏合宿で、百物語をすることになった蒼。一人ずつ怪談を話していくうちに、蒼のまわりでもふしぎなできごとが続きます。別の場所にいる、双子の姉、碧にも、危険が迫っていて…。小学校上級~。
著者等紹介
緑川聖司[ミドリカワセイジ]
2003年『晴れた日は図書館へいこう』が第1回日本児童文学者協会長編児童文学新人賞を受賞
竹岡美穂[タケオカミホ]
人気のフリーイラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
七月せら
16
緑の本と青の本。遠く離れた場所にいる双子の碧と蒼が不思議な力で互いの窮地を助け合っているのが、さすが双子の縁だなあとしみじみ思います。怖い怪談だけではなく、助けてくれる怪談、感動的な怪談、面白可笑しい怪談もあってひと休みできました。2018/07/31
つき
11
「緑の本」の主人公・碧ちゃんの双子の弟、蒼くんが塾の夏合宿で聞いた水辺にまつわる怪談と、身の回りで起こる少し怖い体験が綴られる。緑の方より怖さは少なめ。 かなりリンクしているので、「緑の本」と併せて読むことをオススメしたい。緑→青の順に発行されているけれど、どっちから読んでもOKと思う。2018/07/21
深青
11
シリーズ5作目。4作目の緑の本と対になっている本で、今回は双子の弟が主人公です。お姉さんは山でしたが、弟君は海ということで、水や青に関する怪談がメインです。結構ぞくってくるお話もあって、楽しめました。やはり一番気になるのは山岸さんの正体なんだけど…この人は生身の人間かしら?それとも…?2014/06/17
美海
7
怪談シリーズ5、双子の弟の方の話です。スッキリしない終わり方です。短編集ですが物語は繋がっているのでしょうか… 竹岡美穂さんのイラストは毎回毎回素晴らしいです。2014/02/28
ひがし
6
『「だから、いっただろ?つれていかれないように、気をつけるんだよって」』夏だ!怪談だ!!ということで、シリーズ5作目。児童書あなどるべからず。時々怖くてぞくぞくします。そしてそして……山岸さんは一体何者??2016/08/09