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ポプラ文庫
2泊3日遺言ツアー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 245p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784591124819
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

イベント会社の新米社員・美月が思いつきで提案した「2泊3日遺言ツアー」。トラブル続出のツアーを1人でまかされた美月は、個性派ぞろいの参加者たちに振り回されながらも、それぞれの人生にふれて、「遺言」を書くことの本当の意味に気づいていく。

著者等紹介

黒野伸一[クロノシンイチ]
1959年、神奈川県生まれ。2005年、「ア・ハッピーファミリー」(文庫化の際『坂本ミキ、14歳』に改題)で、第1回きらら文学賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いたろう

62
ほんの思いつきで出した温泉に浸かって遺言を書く、遺言ツアーの企画が通ってしまったツアーコンダクターの美月。ツアーに集まったのは四人、中には何故参加したのか、首を傾げるような人もいて、何やら不穏な雰囲気。しかもトラブル発生で、先輩コンダクターが抜け、ツアーと遺言作成の面倒をたった一人でみることに。各自勝手な行動で遺言作成が進まず、一時はどうなることかと思われたが・・・。「遺言とは大切な人のために心の棚卸しを行う行為」。遺言について考えることで、家族のことを真剣に考え始めた参加者たちの姿が、共感と感動を呼ぶ。2018/01/06

はつばあば

46
新人社員のお仕事本として爽やか?に楽しめました。若い子が遺言ツアーなんて企画すること自体苦肉の策だったのだろう。しかも4人しかツアー客がいないのだから上司は帰ってしまいますわ^_^;。美月の若さといたらなさが、最後には成長として肥しになったのは、年配者それぞれが曲者だったからこそだと思います。曲者って人生の味を醸し出してる芳醇な人徳だと思うのですが(*^_^*)。遺言ねぇ、来年からマイカード導入とか政府は云ってるけど、サイバーだかなんだか情報漏れも多いし、僅かなお金で揉めさせるのも何だし先別けかなぁ2015/06/28

あつひめ

42
ラジオドラマ化されたそうですね。ラジオドラマっていうのもなかなか面白いかもしれない。遺言という言葉だけを追ってしまうとあまり良いイメージはないけれど、今までの自分、遺された家族を思うだけでも良いきっかけかもしれない。最初は早く書かせろとせっつくような印象があってイマイチ???だったけど読み進めるとそれぞれ思うところがあるようだし。私も人生の折り返し地点。年齢関係なく書き残すのも良いような気がした。財産云々よりも大切な人へのお手紙みたいなものだよね・・・きっと。何か書きたくなってウズウズしてきた。2012/01/29

ジュール リブレ

22
ポプラ文庫らしく軽やかなお話です。タイトルはちょっと重いですが。人生、いろいろありますね。2015/10/19

マイマイココア

20
遺言と聞くと、重々しく感じるけど、これは軽い感じで読めました(*・ω・)ノ二泊三日の遺言ツアーを企画したイベント会社新人の美月。訳ありのツアー参加者と向き合っていきながら、成長していく。2016/09/27

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