内容説明
「おとうさんとおかあさんをたすけて」トリケラトプスのこは、たったひとりで、おそろしいティラノサウルスのところへたのみにきたのです。じぶんをしんじきってみつめられたティラノサウルスは…。大人気「ティラノサウルスシリーズ」第10巻。
著者等紹介
宮西達也[ミヤニシタツヤ]
1956年、静岡県生まれ。日本大学芸術学部美術学科卒業。作品に、『おまえうまそうだな』(けんぶち絵本の里大賞)『あいしてくれてありがとう』(けんぶち絵本の里大賞・びばからす賞/以上ポプラ社)『帰ってきたおとうさんはウルトラマン』『パパはウルトラセブン』(ともにけんぶち絵本の里大賞/学習研究社)『うんこ』(けんぶち絵本の里大賞・びばからす賞)『大きな絵本にゃーご』(第38回造本装幀コンクール展読書推進運動協議会賞)『ちゅーちゅー』(けんぶち絵本の里大賞)『きょうはなんてうんがいいんだろう』(講談社出版文化賞・絵本賞/以上鈴木出版)『ふしぎなキャンディーやさん』(日本絵本賞・読者賞/金の星社)など多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おくちゃん🌷柳緑花紅
87
リケラの健気さにやられた。積んでいたティラノサウルスシリーズを読み終えて、いちばん気になるのはあかい実、病気や、怪我も治してくれる。そして人の心も優しくしてくれる、不思議な実。一粒私も食べてみたい。さて、孫娘に届けよう。彼女はどんな反応をみせるかなぁ?楽しみ!2019/10/12
nakanaka
70
両親が落石により洞窟内に閉じ込められてしまい助け出すために奮闘するリケラ。誰もが救出不可能と諦めていた中、最後の希望としてテイラノサウルスに白羽の矢が立つ。しかし両親を助け出した暁にティラノサウルスがリケラを食べるという約束付き。リケラの運命や如何に!果たしてどうなる!?もちろん食べられるわけはなく両親と再会できるわけですがテイラノサウルスが良い人過ぎます。リケラの信じる心がティラノサウルスを変えたということでしょうか。良い話です。2016/01/13
Kawai Hideki
49
仲良く暮らしていたトリケラトプスの家族。地震きっかけに両親が岩穴に閉じ込められてしまう。幼いトリケラトプスの子供は、他の恐竜たちに救助を要請するも、みんな厚い岩の壁を突破出来ず。とうとう、力は強いが乱暴者のティラノザウルスの力を借りなければならなくなる。両親救出の成功報酬は依頼者であるトリケラトプスの子供を食べること。ティラノザウルスは子供だけでなく家族全員食べるつもりで救出活動に乗り出すのだが…。小さな子供の「信じる気持ち」が、ティラノザウルスの大きな成長と行動変容を促す。最後のまとめ方も良かった。2021/12/26
あかは
38
図書館にて。自分の命とひきかえに両親を助けてほしい、と頼まれたティラノがひたむきに自分を信じる心にうたれて邪な気持ちを捨てて助けてくれる。現実にはこんな簡単にはいかないかもしれないけど、信じる気持ちは大事にしたい。2015/05/31
たーちゃん
29
信じる心、信じてもらえる幸せ。ティラノサウルスもきっと信じてもらえることで幸せを感じたのでしょう。今回もグッとくるお話でした。2021/04/08