内容説明
アイルランドのかいがんに、ジャック・ドガティーというりょうしがすんでいました。そこはさびしいあらうみのそばで、ちかくにだれもすんでいませんでしたが、アザラシやカモメや―そしてもっとふしぎなものがいたのです。アイルランドに昔から伝わる人魚のはなし。
著者等紹介
せなけいこ[セナケイコ]
東京に生まれる。モダンな作風で知られる画家の武井武雄氏に師事し、絵本の世界に入る。1970年に、「いやだいやだの絵本」(福音館書店)でサンケイ児童出版文化賞を受賞。絵本作家として独自のスタイルを確立する。ユーモアあふれる貼り絵で、おとなから子どもまで幅広い層に支持されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
33
なんかこう深い意味があるのかないのかわかりませんが、最後のモヤモヤ感がなんとも。やったことと関係あるのかないのかわかりませんが。2019/02/09
雪紫
32
大酒飲みで不思議と親しみがあるメロウ。何年もジャックとの関係が続いたからこそ、余計にあのラストが気になる。2020/08/28
ヒラP@ehon.gohon
25
せなけいこさんの作品としては異質感のある、アイルランド民話の絵本です。しかも、ご自身が再話もしていることに、せなさんの意欲を感じました。 そして、後書きをみて納得できました。 せなさんとお父さんとの思い出のアイルランド民話だったのですね。 アザラシのような人魚とジャックのお酒を通しての交流はとても微笑ましく感じました。 でも、その裏に海の底に閉じこめられた人の魂ということが、とても気にかかります。 船が難破して命を落とした人の魂が、成仏できずに閉じこめられているという感覚は、とても重いものです。 2022/05/31
円舞曲
24
大酒飲みのメロウが親しみがあっていい。不思議な海を眺めているような気になりました。2016/08/25
かおりんご
23
読み聞かせ(27)民話の紹介に。なんだろー、今ひとつよくわからない。面白いところを考えたら、メロウから借りた帽子をかぶると、水の中にもぐれるところか、、、2021/12/06