内容説明
ぷんぷんしてたら…おおかみがやってきた。なっちゃんのまえにあらわれたおおかみは、ちょっぴりドキドキのおともだち…。
著者等紹介
香坂直[コウサカナオ]
岡山県生まれ。大阪教育大学卒業。第45回講談社児童文学新人賞佳作に入賞した『走れ、セナ!』(講談社)で2005年にデビュー。06年、同作品で第16回椋鳩十児童文学賞を受賞。07年『トモ、ぼくは元気です』(講談社)で第36回児童文芸新人賞を受賞
たるいしまこ[タルイシマコ]
神奈川県茅ケ崎生まれ。多摩美術大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nakanaka
72
せっかく楽しみにしていた遠足に風邪のため行けなくなったなっちゃんは不機嫌です。一人でいじけるなっちゃんのもとへ現れたのは不機嫌な狼でした。誰しも不機嫌になることはありますがそのままでいても良いことは何もないよと教えてくれる絵本です。早く気持ちを切り替えないと周りも迷惑しますしね。面白い絵本でした。2016/12/09
たーちゃん
21
息子はオオカミがおばあちゃんを食べに行くところで私の後ろに隠れていました。2023/04/15
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
風邪をひいて、遠足に行けなかったなっちゃん。お母さんとお姉ちゃんに置いていかれ、おばあちゃんとお留守番のなっちゃんは、機嫌が悪く怒りながら影絵できつねを作ります。が、きつねのはずがどんどん大きくなりオオカミが現れちゃいました!2019/11/22
しぃ
9
オオカミ好きな次女に。ひとりでご機嫌ななめでいると、突然影からオオカミが出てきてしまう。お腹が空いたからおばあちゃんを食べてしまうと言われ、必死で守るなっちゃんが可愛い。ドキドキしつつも微笑ましく読めます。2016/05/21
なのは
7
初参加の読み聞かせサークルにて。とーっても上手なママが読んだから魔法がかかったように子供達も私も聞き入ってしまった。このお話、奥が深いなぁ~。機嫌が悪い→影がおおかみに変身する。子供も大人も持つ闇のどす黒い部分を絵本ならではの表現でコミカルにクリティカルに伝えてくれました。なんだかドキリっとします。この絵本、手元に欲しいなぁ。2013/09/19