内容説明
いいなあ、おとなは、なんでも見ることができて…。でもね、こどもにしか、見えないものもあるんだよ。それはね…。
著者等紹介
伊藤遊[イトウユウ]
1959年、京都市に生まれる。立命館大学文学部史学科卒業。作品に、平安時代を舞台にしたファンタジー『鬼の橋』(産経児童出版文化賞推薦、IBBYオナーリスト)『えんの松原』(日本児童文学者協会新人賞、産経児童出版文化賞)、現代の子どもを描いた『ユウキ』(日本児童文学者協会賞、以上福音館書店)などがある
岡本順[オカモトジュン]
1962年、愛知県に生まれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ままこ
96
大人は見れるのに自分は見れないとがっかりだよね。でも子供はね、特別のものが見れるんだ。好奇心旺盛な女の子の不思議な体験。また会えるといいね。岡本 順さんの絵も素敵でショートアニメを観てるようだった。2019/08/10
mocha
96
人混みの中、小さい子に見えるのは大人の足ばかり。人垣の向こうを私も見たい!でもね、小さい子だからこそ見える世界もあるんだよ。岡本順さんの描くきつね行列のなんて楽しいこと!背の低い私はどっちも見えないのかな。見えなくても感じる心を持っていたいな。2017/10/02
yomineko@ヴィタリにゃん
55
何でも上の方にあるから、子どもの頃は背伸びしたって何も見えない。だけど、子どもの時にしか見えないものがある。ほら!狐さんの結婚式だよ!大道芸だよ!でも大人たちには見えないみたい。怪しい狐火も🔥小さい頃の心と目線を大切にしたいです🦊2025/02/22
gtn
39
作者の出身地京都では、天気雨のことを「狐の嫁入り」ということが多い。両親は気が付かなかったが、女の子の頭にぱらぱらと落ちてきたのかもしれない。2020/10/25
ねむねむあくび♪
39
お話は絵本の定番のような話。絵が良い。ていねいでそのままアニメに出来そうな絵。アングルもカメラワークのような映画ぽい視点。子供たちがきつねの行列とすれ違い、後ろを気にしつつタクシーにのるラストまでの一連の動きは既に映画だね♪お見事です♪(⌒‐⌒)2013/05/08