内容説明
北島先生とともに臨んだホーム・コンサートを期に、距離感を縮めた津島と南。高校二年生となり、さらに音楽漬けの日々が続く。新入生たちのレベルの高さに焦燥感を覚えながら、それぞれが責任のある立場でオーケストラ発表会に向けての練習に取り組む。だが、平穏な日々は長くは続かなかった―。青春の“きらめき”と“切なさ”を奏で、怒涛の展開に読み出したら止まらない青春ストーリー、衝撃の第二巻。
著者等紹介
藤谷治[フジタニオサム]
1963年東京都生まれ。洗足学園高校音楽科、日本大学芸術学部映画学科卒業。2003年に『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ』(小学館)でデビュー。08年、『いつか棺桶はやってくる』(小学館)が三島由紀夫賞候補になるなど、注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
射手座の天使あきちゃん
124
うきうきLove Love オペラ「魔笛」デートで始まった2冊目、サトルのドイツ留学あたりから急転直下、陰々鬱々そしてメソメソ、ときに癇癪と大荒れ模様 もう読むのヤメたと何度落っこちそうになったことか、キツいっすよ 天然水さん <(^_^; 「独奏」じゃ、オーケストラにはならないじゃん! でも乗りかかった船だ、次行くか(笑)2011/05/18
ちょこまーぶる
59
読後は怖さを感じてしまった一冊でした。ホームコンサートでより距離感を縮めた主人公サトルと南の関係が留学をきっかけに崩れていく過程が、予想に反していて読んでいて辛い読書時間となりましたし、その後の哲学の先生の件も何だか怖さを感じてしまいました。でも、それで本を閉じるという事では無くて、次の展開が気になって仕方なく通勤電車下車ギリギリまで読んでしまっていました。そして、これからのサトルの音楽生活がどうなって、何となく中途半端な南への思いがどうなっていくのか?3冊目を読むのが楽しみです。2024/08/18
BlueBerry
57
Ⅰは爽やかで気持ち良いラストでお勧めの本ですが、Ⅱ以降は波乱の展開で私としては楽しめなかった。結果的にはⅠだけ読んでそれ以降は読まなかった方が良かったと後悔するくらいです(笑。文学的な方向に流れたかったのかな・・・。2013/11/26
湯湖
52
あれ?前巻とはなんか違うぞ?悩み苦しむことも青春!と言いたくもなるが、それを言うのを憚られるほど、暗くて重い。さて、最終巻はどうなる?2022/07/07
ひなっとぉ
42
やっぱりただの青春音楽小説じゃなかったのですね。1巻でなんとなく見え隠れしていた暗い影がじわじわと忍び寄ってきて、読んでいてもちょっとつらかったです。なんだか昔初めて『ノルウェーの森』読んだときに近い感じがしました。さてサトル君は何処へ向かうのでしょう。いざ最終巻へ。2011/05/31
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