内容説明
織田信長の姪であり、豊臣秀吉の養女、そして三代将軍・徳川家光の母になった江。おさなくして父をなくし、母・お市とふたりの姉とともに手をとりあってそだちました。しかし、三度の政略結婚ののち、大坂の陣では姉たちと敵味方にわかれてしまい…!戦国乱数を、強く美しく生きぬいた江の人生をえがきます。小学校上級から。
目次
1 三姉妹
2 天下一の安土城
3 信長の夢
4 本能寺の変
5 北ノ庄へ
6 江の結婚
7 花より強く美しく
著者等紹介
越水利江子[コシミズリエコ]
高知県生まれ、京都で育つ。『風のラヴソング』(講談社で文庫化)で日本児童文学者協会新人賞、文化庁芸術選奨文部大臣新人賞を受賞。また、『あした、出会った少年―花明かりの街で』(ポプラ社)で日本児童文芸家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ナイスネイチャ
74
図書館本。子供用の図書館にて何気に手に取りました。大まかな内容でナナメ読み可能でした。初心者向けです。2014/09/12
喪中の雨巫女。
12
《私‐図書館》確かに、お江が一番すごいね。信長を伯父に、秀吉が義兄、家康が、舅なんて他にいない。でも、幸せだったと思えない。2011/07/07
シュウ
5
子供が読むにはぴったり。2015/01/23
kanakokamodamon
2
市とその娘たちの生涯は、あまりに過酷で苦難の連続ですが、ただ運命に弄ばれていたわけではない。それぞれに信念をもち、強くたくましく生きていたのだと感じ、胸があつくなりました。特に印象に残ったのが、市と茶々、初、江の親子が「武家の女の戦いとは何か」語りあうシーンです。本当に、親子でこのような会話がかわされたような気がしてなりません。今をどう生きるべきか。それを考えなければいけないのは、現代にも通じることではないでしょうか。 また、安土城のシーンも、テレビドラマでみるより迫力があり、圧倒されました。
poke
1
子供向けなので大まかなところがあっという間に把握できる。作者の見方によって違ってくるから歴史ものは面白いよね。2011/09/07
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