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わたしがリーダーシップについて語るなら

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591122198
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0012

内容説明

歴史上、今ほどリーダー不在の時はない。日本はこのまま沈没するのか。

目次

第1章 少年時代の記憶
第2章 哲学とヒューマニズム
第3章 青年指揮官
第4章 廃墟の中の立候補
第5章 力を備える時
第6章 政治家の本分
第7章 何が人をリーダーにさせるのか

著者等紹介

中曽根康弘[ナカソネヤスヒロ]
1918(大正7)年、群馬県高崎市に生まれる。旧制高崎中学、旧制静岡高等学校を経て、1941年、東京大学法学部卒業。内務省、海軍主計などを経て、1947年、衆議院選挙に当選。その後当選20回。科学技術庁長官、運輸大臣、防衛庁長官、自民党総務会長、通商産業大臣、自民党幹事長、などを歴任し、1982年、第71代内閣総理大臣就任。1987年まで総理大臣を務め、戦後3番目の長期政権となる。現在は、世界平和研究所会長、アジア・太平洋議員フォーラム名誉会長などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

蘭奢待

55
中曽根元首相の逝去を記して過去に読んだ本を登録。中曽根元首相の自伝。子供向けに書いたのか、非常に易しく書かれており読みやすいが、美談と教訓で構成されているところがのうさんくささを感じさせる。哲学、歴史、外国語などに勉強熱心なところは今の政治家も見習って欲しい。戦時中は主計将校だったようだが、わざわざ自ら予算を取り、戦地の軍人を楽しませる為に、慰安婦所を作ったというくだりが出てくる。亡くなる前に証言してもらいたかった。2019/11/29

Prince of Scotch

13
昨年11月に101歳で亡くなられた元首相の自伝である。中曾根氏の世代だと戦争が避けて通れない原体験となっており、第3章で語られている「戦友を焼く」のくだりは非常に強烈だ。この従軍体験が灰塵に帰した戦後日本で政治家を志す大きなモティーフになったのだろう。当選同期の田中角榮氏が保守本流を歩む一方、中曾根氏はたえず傍流の“反対勢力”にいたことは興味深い。「雌伏時代」に目先の利益を追わず“来るべき日”に備え、様々な経験をし思考をめぐらせたことが後の長期政権に繋がり「名宰相」とよばれる素地を培ったに違いない。2020/08/01

古谷任三郎

6
中曽根康弘がこれまでの人生経験を織り交ぜながら語るリーダー論。中曽根は「己を修めるためには、ある年代でするべきことは、その年代で身につけて、一歩一歩蓄積していくことが極めて大切だと思います。子どもの頃に経験しておくこと、青年期に考えておくべきこと、読んでおくべき文学、歴史、哲学。それらが自然に心のなかの土壌に染み込んで、初めて、自分はどう生きるべきかという問いに対しての答えが、呼びかけとなって、自分の心の奥から聞こえてくる」、そうした土壌がリーダーシップの芽生えだとしている。指導力に欠ける現総理必読の書。2020/12/20

rista99

1
「戦後政治の総決算」を掲げて1982年~87年まで総理大臣を務め、2019年に101歳で亡くなった中曽根氏が、自らの半生を子供向けに語った本。とても小学生が読んで理解できる内容ではないが、逆に大人にとってはちょうど読みやすいレベルと感じた。リーダーシップ論を説いた記述はごくわずかで若干肩透かしだったが、戦前戦後の激動期を生きた氏の波瀾万丈の生涯は読み応え十分。三公社民営化等の行政改革やサミットでの日本の地位向上等の功績が、哲学・文学等の教養と人生での学びに裏打ちされたものだったことが分かった。2020/03/01

チーバ

1
学生時代に読んだが、非常に刺激を受けた。「それぞれの分野で指導的な立場にある人たちは、誰も若いときにリーダーになろうと考えたことなどないのです。」と言う中曽根氏が語る「リーダーの素養」には説得力がある。口に出せばじじくさい説教になってしまうかもしれないが、こういうことを若い時に教えてくれる人がいたら非常に救われるように思う。2018/06/10

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