内容説明
「なぜだろう?」と思う心が「思いがけない発見・発明」を生み出す。独創的な発明を成し遂げてきた科学者からのメッセージ。
目次
第1章 探究心を育てる(夢を追い続ける科学者;新しい夢に向かって;ガラクタから宝物をみつける探究心 ほか)
第2章 発明のヒント(トランジスタ発明の大ニュース;偶然の発見;必要なのは基礎の研究 ほか)
第3章 独創的な発想(一人一人に周波数を;電波から光へ;逆転の発想 ほか)
著者等紹介
西澤潤一[ニシザワジュンイチ]
1926(大正15)年、宮城県仙台市生まれ。1948(昭和23)年に東北大学工学部電気工学科を卒業。専門は電子工学・通信工学で、半導体デバイス、半導体プロセス、電力制御、光通信の開発で独創的な業績を挙げる。東北大学総長、岩手県立大学学長、首都大学東京学長を歴任。現在は、学士院会員、東北大学名誉教授、上智学院顧問、上智大学特任教授を務める。IEEE(米国電気電子学会)から功績を記念してジュンイチニシザワメダルを制定されており、毎年1人ないし1グループに贈呈される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けんとまん1007
5
小学生高学年~中学生のために書かれたシリーズ。でも、大人が読んでもとても参考になる。さすが、世界の西澤先生だ。科学は何のためにある?という根源的なことを、わかりやすく書いていらっしゃる。それは、リーダーといわれる人たちにも必要なことだ。発明と発見、基礎研究と応用研究の考え方もわかりやすいし、改めて基礎の大切さを感じた。それは、どの仕事に就くかという観点にもつながるものがある。いずれにしろ、自分の眼で見る・調べることの意義が大きいのだ。そこを履き違えている人が多くなってきていることに危惧を感じてしまう。2013/12/30
masa
2
半導体は、ある条件では電気を通すけれど、別の条件では電気を通しません。導体にもなり、絶縁体にもなる便利な物資なのです。(p.71)2021/10/26
クロマニヨン
0
☆☆