内容説明
入学後の友達作りにしくじった女子高生チナツ、第二演劇部の一人部長ユリヤ、戦士部のサトシ、ネットごしの参加者で姿の見えないスカイプさん。次期華道家元で一人ぼっち部世話人のマスノくんを囲む超個性派集団の笑いと涙の青春譚スタート。
著者等紹介
笹生陽子[サソウヨウコ]
東京都生まれ。『ぼくらのサイテーの夏』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
37
入学早々友達作りに失敗したチナツが一人でお弁当を食べている時に声をかけてきたのは、一人ぼっち部世話人のマスノくんで・・。どの話もサラリと読めて面白かったです。まず「ぼっち部」がぼっち部たる所以が面白かったです。ぼっち部の部室にたむろしているメンバーはどの子も個性豊か。まとまってきたかな?と思っても、やっぱり各々が好き勝手に行動しているし!まぁそこが逆に良いところでもあると思います。人の顔色を窺わず自分を貫けるところはある意味スゴイと思います。続編でたら読んでみたい。★★★2011/12/23
七色一味
24
読破。な~ンの関連もない、日常茶飯事なちょっとした事件(出来事)を推理してたら…??? ちょっと最後にえ?っという感じなほのぼのミステリ。これは装丁とタイトルのみで(読メで見つけて)借りてきました。2011/09/19
那由多
18
入学そうそう病欠で友達づくりに出遅れ、人生初ぼっちになってしまった主人公。誘われて入部した少人数部活、名付けてぼっち部は花道の次期家元マスノくんが作った探偵部だった。厨二病戦士・田尻は自己紹介でヤベエ奴と引いたが、進むにつれ憎めない奴No. 1になっていた。日常の謎をゆるく解くメンバーに、いつの間にか愛着を覚えた。2022/07/15
ひめありす@灯れ松明の火
17
ぷち笹生陽子さん祭り開催中。ひとりぼっちのあつまり『ぼっち部』でも、独りぼっちだけど一人ぼっちじゃない。地下への扉を開けたら、そこは素敵なワンダーランド。アリスよろしく強引に走り回って、日常をせいぜいかき乱していく。此処じゃないのよ私の居場所は!でもいったいどこへ行ったらいいの~?という感じ。個性豊かなキャラクターも『アリス』みたいで面白い。個人的にはスカイプさんが一番好き。2011/08/08
☆初音☆
16
さくっと読了。ぼっちなひとたちが集まるぼっち部。それぞれがやりたいことをしてて。日常の謎を解いていく。華道家の次期家元候補のマスノくんが代表となって。最後の落ちは苦笑だけど、微笑ましい。続編は出てるのかなー?2018/09/15