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ポプラ文庫
東京日和

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784591118573
  • NDC分類 748
  • Cコード C0172

内容説明

「私の写真人生は、ヨーコとの出会いから始まった。」―絶筆を含む陽子夫人最後のエッセイ、新盆までの夫の日記、妻を想いながらひとり写した空、東京の写真を収録。写真の天才アラーキー、二人三脚の人生の、切なくも幸福な終結。強く、切ない光に満ちた名作、待望の文庫化。

目次

東京日和(文・荒木陽子;写真・荒木経惟)
新盆まで
廃墟で
ひとりで東京日和を歩く

著者等紹介

荒木陽子[アラキヨウコ]
1947年東京・千住生まれ。電通入社2年目、当時電通カメラマンだった荒木経惟に出会う。1971年7月7日、結婚。1990年1月27日、子宮肉腫のため死去。享年42歳

荒木経惟[アラキノブヨシ]
1940年東京・三ノ輪生まれ。千葉大学工学部卒業後、電通在職中の64年、「さっちん」で第1回太陽賞を受賞。妻との新婚旅行を写した『センチメンタルな旅』で写真家デビュー。以降、国内のみならず海外各国からも高い評価を受けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こばまり

38
陽子さんの死によって3回で終わってしまった連載。絶筆の後に続くアラーキー氏の肉筆原稿が傷口のように見えてしまう。台風8号が近付くどんよりとした東京の空の下、一昨日がお二人の結婚記念日であったことに気付きました。2014/07/09

シュラフ

33
ヨーコのエッセイ、下町のモノクロ写真、アラーキーのなぐり書き、チコ(ネコ)の様子・・・ぺージをめぐるたびにアラーキーとヨーコのふたりの愛情物語の世界にひき込まれる。アラーキーはほんとにヨーコのことを愛していた。だからアラーキーは東京の街をヨーコと一緒に歩くのが楽しかったし、ヨーコがいなくなったあとは独り淋しくてどうしようもなかったんだね。人の一生なんて本当に儚いものだ。青春を謳歌していると思っていたら、あっという間に歳をとっていく。でもアラーキーに撮られたヨーコの写真、そしてふたりの愛情物語は永遠に残る。2016/09/22

ひほ

29
読友さんからの紹介で楽しみました。ヨーコさんの街歩きのエッセイ 奥さまが亡くなられて新盆までの走り書き その後の目に写ったものの写真 ラストはひとりで歩く東京日和。どの写真からもヨーコさんに対する愛が溢れています。「送り火しない 帰さない」にジーンときました。2021/02/28

tu-bo@散歩カメラ修行中

23
全ての写真が、作品になっていることに先ず驚いた。陽子さんとアラーキーのバランスのよい関係が好ましい。模範的な夫婦関係とは、言えないかもしれないが、お互いに世界中のonly one と出会えたのだなあと感じさせた。新盆の送り火をしないというアラーキーの心情がヒシヒシト伝わってきた。最後に、アラーキー 字の練習をして欲しい。(=^..^=)ミャー2014/02/16

gtn

22
水着になり、自宅バルコニーから遠くを眺める陽子。その陽子亡き今、台風の後始末をするでもなく、廃墟と化したバルコニー。陽子がかつて料理と酒を並べたテーブルにも、うっすら砂が覆い、そこにチロが飛び乗る。そのチロも既にいない。荒木経惟、現在七十九歳。2019/11/14

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