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ポプラ文庫ピュアフル
猫は知っていた―仁木兄妹の事件簿

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  • サイズ 文庫判/ページ数 302p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784591116777
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

時は昭和、植物学専攻の兄・雄太郎と、音大生の妹・悦子が引っ越した下宿先の医院で起こる連続殺人事件。現場に出没するかわいい黒猫は、何を見た?ひとクセある住人たちを相手に、推理マニアの凸凹兄妹探偵が、事件の真相に迫ることに―。鮮やかな謎解きとユーモラスな語り口で一大ミステリブームを巻き起こし、ベストセラーになった江戸川乱歩賞受賞作が、装いも新たに登場。

著者等紹介

仁木悦子[ニキエツコ]
1928年東京都生まれ。4歳で胸椎カリエスと診断されて、歩行不能の生活を送る。20代半ばから執筆を始め、57年『猫は知っていた』で第3回江戸川乱歩賞を受賞。81年『赤い猫』で第34回日本推理作家協会賞短編賞を受賞。爽やかな読後感の作風で人気を博し、本格派女流推理作家の先駆けとなる。86年逝去。大井三重子名義で童話も発表し、『水曜日のクルト』(偕成社文庫)などの著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

眠たい治療家

75
1957年初出の第3回乱歩賞受賞の年代物ミステリ。しかしながら、50年以上も前の作品であるにもかかわらず、今読んでも違和感もあまり感じず面白い。医院で連続して起こる殺人事件を推理していく純王道のミステリで、植物学専攻の兄と音大生の妹、仁木兄妹のキャラクターが魅力的。兄妹の会話で進む推理、そして謎の論理的収束が心地よい。今でも色褪せず、鮮やかな古典の名作。スタイリッシュな表紙は手に取りやすくていい。表紙の妹のイメージに反して、本文中の145cm、60kgというぽっちゃり設定が、最後まで頭から離れなかった。2011/02/22

papako

69
若竹さんが紹介されていて、ずっと気になっていました。すごい!1957年に発行された本、全く色あせてない!もちろん細かいところでは時代を感じさせられます。洗い張りとかね。でも、文章もストーリーも謎解きも古臭くない。しかも面白い!主人公の仁木兄妹、下宿先で殺人事件に遭遇し、謎を解く。殺されても仕方ないほど恨まれた男だけど、殺した理由がそれか!となりました。うん、すごく楽しみました。他の仁木兄妹もの、探そう。そして勝手に僕僕先生の作者だと思いこんでました。全然違うやん!2020/07/17

セウテス

59
仁木兄妹事件簿シリーズ第1弾。〔再読〕最近のレビューを読ませて頂いていると、昔なのに凄いとか、この時代としては良く書けている、などの感想が多く感じられます。それも感想には違いがないのでしょうが、仁木悦子氏の作品が賞賛されるのは、ミステリーが特別な人や場所で、怪奇的、猟奇的な作品が読者に喜ばれている中、普通の人達が普段の生活の中で起こった事柄で、ストーリーを完結したことに在るように思います。この作品が無かったら、学校ミステリーや日常ミステリーが生まれて来なかったかも、と思うと、とても大切に感じてしまいます。2016/12/11

みっぴー

57
第三回乱歩賞受賞作。古風な館が舞台でもなく、登場人物も一般人。飛び抜けた設定は何一つありませんが、裏を返せばミステリ読者に直球勝負を挑んでいるということ。伏線の張り方、無理の無いロジック、犯人の意外性、ミステリ読者を喜ばせるツボを確実に押さえた作品です。個人的に一番評価したいのが、犯人が殺人を犯した動機です。トリックに感動することはあっても動機に感動したのは初めてかもしれません。仁木兄妹シリーズ、他のも読んでみたいです。2016/06/21

佐島楓

50
無遠慮で不作法なきょうだい探偵。なのに、不快感はなく、なぜか応援したくなってしまう。明るいトーンの中に人間の暗部を描きだし、軽快に暴く。なかなかそれはそれで、怖いものがある。2016/03/21

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