内容説明
週80時間働く弁護士ロバート。仕事に追われ人生の意味を見失いかけていた彼は、ある夜ひとりの少年と出会う。少年は、病気で死にゆく母への最後のプレゼントを探していた。人生とは、家族とは、愛とは何か。ページをめくるたびに胸を熱くさせる感動の物語。
著者等紹介
ヴァンリアー,ドナ[ヴァンリアー,ドナ][VanLiere,Donna]
女優として舞台に立つ一方、自ら多数の脚本、演出を手がける
木村恵子[キムラケイコ]
東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。タイ、ベトナム、スイス、アメリカなどに居住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mocha
100
ひとりの時に読んでよかった。涙涙で読了。「僕たちが心を開くなら、神さまは人生を変えるために、どんな小さいものでもお使いになる―僕たちを変えるために。」一足の靴に宿った奇跡が、人生をこんなにも変えるなんて…。家族のたいせつさを謳う、クリスマスの物語。2015/11/28
優希
44
透明できらめくような物語でした。人生、家族、愛とは何かを考えさせられます。2023/08/20
アクビちゃん@新潮部😻
29
【図書館】読友さんのレビューを見て手に取りました。ラスト数ページは涙が止まりませんでした。1つは若い母親の家族。幼い子ども達を残し、逝かなくてはならないのですが、長男が神様の所に行くのならと、母親の為にクリスマスプレゼントを用意します。そして、もう1つの家族は何不自由なく暮らしているのですが、父親が忙しく家庭を顧みず妻から離婚を言い渡されます。クリスマスプレゼントを用意しようと思っても、何が欲しいのか分からない状態…そんな2つの家族がクリスマスにデパートで出会い奇跡がおこります♪心寂しい時にどうぞ~♪2015/12/24
SORA
13
クリスマスシーズンの話のため、シーズンを待って積読しておいたが、期待外れだった。話がいかにも狙っていて、帯の煽りに負けている。それでも子どもが母のためにできることを必死に探す姿は涙を誘う。2014/12/23
かさねパパ
11
本屋で何気なく手に取り、表題に惹かれ買った本です。みなさんが書いているように脚本家の方が書いた小説で、とてもテンポがよく、読みやすかったです。あまり込んだ修辞がないので、その分ストレイトに入ってきました。内容は、悲しい結末ですが、心暖まるものでした。子供が素直に育つには、やはり親の存在は大きいなあ・・と、攻めるのでなく、ほめて見守ることが大切なんだ・・・と痛感しました。どうしても小言を言ってしまいたくなる時に、この小説を思い出して、我慢・・、そして見守りたいと思います。2015/05/19
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- 洋書
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