未来のおとなへ語る
わたしが国家について語るなら

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591114490
  • NDC分類 K311
  • Cコード C8012

内容説明

長い歴史の積み重ねによって、現在の日本という国ができあがりました。日本、あるいは国について、簡単に説明できるわけではありません。国とはなんなのか。わたしたちが住んでいる日本とはどういう国なのか。そして、わたしたち日本人はどのような人間なのか。それは、あなた自身がだれであるかの問いでもあります。

目次

第1章 国とクニの話(国という漢字の意味;城壁で囲まれた国;開けっぴろげの日本;なぜ国をクニと読むのか;地形から生まれた大和の地名;日本語はつねに変化している;ミカンと天女伝説;米づくりと機織り;水田が人口を増やした;「天つ神」と「国つ神」を祀るクニ;日本という国号;聖徳太子がこだわった日本;野蛮な異民族たち;日本を意識しはじめた人たち;ナショナリズムと愛国心のちがい)
第2章 国家の話(城壁から出たヨーロッパの国ぐに;まっすぐな国境線;曲線の国境線;国境線のないような国もある;石油が生み出した国境線;ヨーロッパからもっとも遠い日本;国旗となった日の丸;国から国家へ;長州藩と薩摩藩も国だった;藩は国家の卵;文化でできた国家;法律でできた国家;文化が育たないシンガポール;自分がだれなのかわからない;自由と平等では国民の絆はつくれない)
第3章 国民の話(「一身独立して、一国独立す」(福沢諭吉)
国民は王様より大事
国民が主人公でなければ国家じゃない
中国という国家
独立国家であるためには
近代国家を王朝
下ぁら上に反抗した社会)
第4章 国ぐにの現在と未来(外国を侵略する国民国家;自由と平等の国に侵略されたベトナム;侵略されないために国民国家をつくる;国民国家がかかえる問題;全世界の陣取りゲーム;七つの海を支配したイギリス;力には魂で抵抗する;富のゲームのはじまり;国民国家の道を歩みはじめた中国;国内に反対意見がある国家のほうが強い;国家を超えようとするヨーロッパ;情報、お金、商品、そして人が動きだす;低くなった城壁は国をなくすか;自分たちの文化を取りもどそうとする時代)

著者等紹介

松本健一[マツモトケンイチ]
1946年群馬県生まれ。作家、評論家。東京大学経済学部卒。現在、麗澤大学比較文明文化研究センター所長。評論、評伝、小説など多方面で活躍する。1995年には『近代アジア精神史の試み』でアジア太平洋賞、1998年には『日本の近代第1巻開国・維新』で吉田茂賞を受賞。『評伝北一輝』(全5巻・岩波書店)で、2005年度の司馬遼太郎賞と毎日出版文化賞を同時受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

10
シリーズ2冊目。改めて国家とは何かを考えるいいきっかけになる。胡散臭ささが蔓延り始めている今、ピッタリな1冊。よく言われる愛国心とナショナリズムの違いを平易な言葉で綴っているのがいい。そこから、各国の歴史や経緯、文化などが織り交ぜられていく。だからこそ、納得感もあるのかな。すべての意見に賛成ではないが、いろんな人に読んで欲しいと素直に思う。この国に成り立ち、有り様にも想いは飛ぶ。国境が直線的なところがあるが、その経緯を知って納得。酷い話だと思う。2013/12/31

mittsko

5
小学校高学年から中学生を主たる読者と定めた「未来のおとなへ語るシリーズ」の一冊。児童書の老舗、ポプラ社による。きわめて力強い日本論!「日本の文化」の理解から「自分の国がどのようにできあがったのか」「国家形態がどんな特色をもっているのか」を、中国と欧米列強との比較のもとに説く。興味ぶかい史実の紹介も多数で、とても勉強になりました。無論、民族主義者、国家主義者(天皇崇拝ほぼなき右派論客)たる松本先生は、共産主義を端的な失敗として描き、アナーキズムやコスモポリタニズムには一切言及しない―そういう立場からの日本論2019/01/24

THE WATERY

5
国・国境・国家とは何か。未来のおとなたちが学ぶべき歴史を松本健一氏が丁寧に語る。 2010/07/12

Sleipnirie

4
日本という国家の成り立ちとそこに生きる人たちが何者かについて、様々な国の例を元にやさしく語った本。 色んな国境やアイデンティティについての話が面白い。とにかくネタが豊富。 こういう『日本人とは!』について語った本は面倒くさそうな印象があって読まなかったけど、この本はほぼ一気読みでした。 2013/03/02

白義

3
穏健な保守派が語る子どものための国家論、ナショナリズム論入門といった趣の本。多くの近代思想家を扱ってきた著者だけあって説明は手堅く、バランスがいいですね。あくまでも、アイデンティティーの立て直しの問題として教条的にならずに国家、とりわけ近代国家の来歴を語る姿勢がそんじょそこらの若手右派とは違う、安定したものを感じさせます。保守の立場からナショナリズムを語る、一番優等生的な模範例の一つでしょう2011/09/10

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