ポプラ文庫ピュアフル Ｔｈｅ ＭＡＮＺＡＩ〈２〉

あさの あつこ【著】

ポプラ社（2010/02発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 253p／高さ 15cm
• 商品コード 9784591113738
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

歩と貴史にとって中学最後の夏、貴史の幼なじみで歩が憧れる萩本恵菜をめぐってある「事件」が勃発！【解説／芦原すなお】


文化祭を笑いの渦に巻き込んだ『漫才ロミオとジュリエット』から半年、
瀬田歩と秋本貴史にとって中学最後の夏が来た。
歩は、夏祭りで漫才をやろうと誘う貴史に対し、断固拒否の態度をとり続けている。
一方、貴史の幼なじみ・萩本恵菜への思いはつのるものの、進展はない。
そんな中、恵菜をめぐってある「事件」が勃発した――。
今もっとも注目を集める作家の人気シリーズ第二弾、待望の文庫化！
【解説／芦原すなお】


○もくじ

１．△関係　・・・・・・8
２．雨の公園　・・・・・・47
３．ゲロゲロ事件　・・・・・・66
４．大策本部　・・・・・・94
５．情けなさとかっこよさ　・・・・・・135
６．再び雨の公園　・・・・・・176
７．ぼくたちの夏へ　・・・・・・210

文庫版あとがき　・・・・・・235
解説　芦原すなお　・・・・・・242

内容説明

文化祭を笑いの渦に巻き込んだ『漫才ロミオとジュリエット』から半年、瀬田歩と秋本貴史にとって中学最後の夏が来た。歩は、夏祭りで漫才をやろうと誘う貴史に対し、断固拒否の態度をとり続けている。一方、貴史の幼なじみ・萩本恵菜への思いはつのるものの、進展はない。そんな中、恵菜をめぐってある「事件」が勃発した―。今もっとも注目を集める作家の人気シリーズ第二弾。

著者等紹介

あさのあつこ［アサノアツコ］
１９５４年岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリー２』でで日本児童文学者協会賞、『バッテリー』シリーズで小学館児童出版文化賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ひろちゃん]

恋愛面がすごく白熱している。

2015/11/06

[らむり]

漫才始めるまでが長っ！『ひとりぼっちの王様とサイドスローのお姫様』みたい。恋する歩の切ない男の子心がかわいい。

2013/07/11

[リノン]

かなり間があいて、2を読んでしまいましたが相変わらずの面白さでした。臆病で不器用な歩が可愛くて、秋本くん同様にメロメロです。さすが、おばちゃんキラー。「だって、おかしくて笑ってる時に、人を傷つけたりはせんやろ。」秋本くんが漫才をやる理由に納得！私も笑って平和で幸せな気分になるから、お笑いが好きなので。私の中の歩くんは林遣都です。火花でも漫才やってたし、バッテリーのイメージもあるからかな。

2016/06/05

[まりん]

歩の友達がみんな素敵。いつも賑やかでどんなときでも笑顔が絶えず、それぞれがみんなのことを心配して思いやれる関係ってうらやましい。

2014/11/17

[やなせ きお]

学年が一つ上がって、皆のクラスがバラバラに。クラスが離れると疎遠に成りがちなんですが、あのメンバーは相変わらず所か益々仲が深まって見ていてとても安心する。歩を可愛がる秋本を見ているとロザンの宇治原さんが思い浮かびます。宇治原さんも菅さんを凄く可愛がっていらっしゃるので。人との結びつきがどんどん歩を漫才の道へ導いてゆくのがいい。メグの勘違い？もあながち間違いでないような秋本の大胆な行動に驚かされつつ、好意を体全体で表す秋本にはやはり好感が持てる。歩は自分が傷ついた分、人に優しく思いやりが持てるのでしょうね。

2013/07/07