内容説明
夢の中であの子のプリント取ったのは、ほんとのこと?友だちのゆうれいが、ぼくを手招きするのはなんでだろう。学校では口きかないけど、ネコとだったらしゃべれるの。だれも信じないけれど、あいつはぜったい宇宙人。先生のうしろに、白い翼が見えるんだ…。ひみつのより道、まよい道。時間割のむこうがわには、いろんなふしぎがかくれてる。第2回ポプラズッコケ文学賞優秀賞受賞作。
著者等紹介
小浜ユリ[コハマユリ]
1964年生まれ、大阪府在住。2004年、第3回ジュニア冒険小説大賞佳作。『時間割のむこうがわ』で、第2回ポプラズッコケ文学賞優秀賞を受賞(原題『ネコの声』)、デビュー作となる
杉田比呂美[スギタヒロミ]
1959年、東京生まれ。イラストレーター、絵本作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
126
それぞれ悩みを抱える小学6年生の子どもたちの物語。うまくいかないときのモヤモヤした気持ちや、仲間と心が通じ合えたときの嬉しさ。そのときどきの子どもたちの心の動きが素直な文章で描かれていてとても良かったです。そこにはいつも不思議なエッセンスが散りばめられていて、惹き込まれました。どこか懐かしさを感じるシンプルな絵も素敵です。爽やかな気持ちになる一冊でした。2022/10/01
にゃほ@灯れ松明の火
9
なんか、自分とかぶると子もあったりでとても面白く読めました!2013/01/26
hautan
7
図書館本。小学生たちのちょっと不思議なお話5つ。 内容的にそれぞれ違うけれど読んで行くと 繋がっていて・・・( ^ω^) 中々楽しい時間が過ごせました 元気をもらえたり暖かい気持ちを もらえたりするので児童書大好きです2022/10/17
そーちゃん
6
一番好きなのは先生のつばさです。少し切なさと、不思議さがあって大好きです! 2012/11/26
バジルの葉っぱ
4
この作家さんの作品を初めて読みました。幽霊やら宇宙人やらいろいろでてきましたね~。あまり奇をてらったものよりも、「ネコのこえ」や「先生のつばさ」などの方がよかったです。最後の、桜の木の精のおはなし「先生のつばさ」は特に読後感がよく、爽やかな気持ちでこの本を読み終えることができました。2011/08/09