内容説明
生真面目なお父さん、広告代理店勤めのお母さん、無口な息子、そしてどうも恋をしているらしい娘…いつのまにか心が離れてしまった家族を取り戻したい!お父さんの奮闘記。
著者等紹介
成井豊[ナルイユタカ]
劇作家。1961年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1985年加藤昌史らと演劇集団キャラメルボックスを結成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しんちゃん
4
全体的に読みやすく、家族の中で浮いているお父さんの立ち居地とかはふつうに面白かった。その一方で、安易に先の展開が見えてしまうことや、心の声が聞こえるという設定にしても、あっさりしすぎのように思えた。それと小さな世界で小さく動いていると思っていたら、舞台の原作らしいことを読後に知った。舞台の演目ならこれぐらいで纏めるのが丁度いいのかもしれない。しかし一冊の本としては、記憶に残るようなパンチ力に欠けていたように思う。2009/12/21
彦一
2
舞台とほぼ同じ展開。聴こえないはずの心の声が聴こえたら悲惨な目にあうだろうな…って展開にならず、かっこわるい父親が、娘を助けるために活躍してかっこいい父親になっちゃうところが成井さんらしい。2014/01/06
ミカヅキカゲリ
2
キャラメル的。たぶんにご都合主義的だったけど、面白かった。エンターテインメント。テーマとかはない感じ。2011/10/03
景
2
キャラメルボックス2009クリスマスツアーの原作本。主人公の教師ってのは成井さんの経験からかな?西川さん主演のような感じ。あたしの嫌いな私の声と似てはいるが、それよりもハートウォーミング。2009/12/04
ごっち
1
所々に強引な展開があるなと感じました。他のサイトの書評を見ると舞台版とは設定が違うことがあるようで。 舞台版は未見なのでDVDも買ってみたい。2015/06/01