ぼくの歌が君に届きますように―青春音楽小説アンソロジー

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  • サイズ B6判/ページ数 217p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591112007
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

内容説明

大事なのは、どの楽器を演奏するかじゃない。誰と、どんな演奏をするかだ(天野純希『ティーンエイジ・ライオット』)。きのう、ヴィヴァルディ先生が亡くなったと、アンナ・マリーアが泣きながらわたしのところへ来た(大島真寿美『ピエタ』)。授業や部活で毎日のように使っている音楽室なのに、先輩がいるだけで、全然違う場所みたいに見えた(風野潮『晴れた空に、ブラスが響く』)。港の公園での母の歌を、なぜか、ぼくは、母が自分でつくったものなのだと思い込んでいた(川島誠『カモメたちの歌』)。オープンリールのテープが回り出して、お昼の校内放送のエンディングテーマ、ビートルズの“ハロー・グッドバイ”が流れ出す(小路幸也『peacemaker 1974年の赤星祭』)。ジーサン達は鬼気迫る顔つきで、ギターをかき鳴らし、叫び、ドラムをぶっ叩いた(丁田政二郎『ド派手じゃなけりゃロックじゃない!』)。

著者等紹介

天野純希[アマノスミキ]
1979年愛知県生まれ。愛知大学文学部卒業。2007年、安土桃山時代を舞台に、破天荒な音楽と踊りを武器に体制に立ち向かう若者たちを、躍動感あふれる筆致で描き出した青春時代小説『桃山ビート・トライブ』で第20回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー

大島真寿美[オオシママスミ]
1962年愛知県生まれ。92年「春の手品師」で第74回文學界新人賞を受賞。『宙の家』で単行本デビュー

風野潮[カゼノウシオ]
大阪府生まれ。1998年『ビート・キッズ』でデビュー。同作品は講談社児童文学新人賞、第36回野間児童文芸新人賞を、さらに99年第9回椋鳩十児童文学賞を受賞し、2005年に映画化された

川島誠[カワシママコト]
1956年東京都生まれ。京都大学文学部卒業。83年「幸福とは撃ち終わったばかりのまだ熱い銃」を発表し、デビュー

小路幸也[ショウジユキヤ]
1961年北海道生まれ。広告制作会社勤務を経て、2003年『空を見上げる古い歌を口ずさむ Pulp‐town fiction』で第29回講談社メフィスト賞を受賞しデビュー

丁田政二郎[チョウダセイジロウ]
1968年神奈川県生まれ。鳥取県倉吉市で育つ。東京理科大学理工学部中退。海外のテレビドラマやアニメ・映画などの声優として活動するかたわら、舞台俳優として演劇に携わる。初めて書いた長編『寝っころがって空をみろ』が、2007年ジャイブ小説大賞の優秀賞を受賞し、改題した本書で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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