内容説明
街から遠くはなれた森や山には、たくさんの犬やねこがすてられています。こねこのポラも、森におきざりにされ、のらねこになりました。きびしい自然の中で、ポラは生きていくことができるのでしょうか?―友情と自己犠牲の物語。
著者等紹介
ふりやかよこ[フリヤカヨコ]
1946年、山口県に生まれる。大分県立芸術短期大学油絵科卒業。自作の絵本に、『ばあちゃんママのなつやすみ』(絵本にっぽん新人賞佳作)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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風里
12
捨て猫のポラと捨て犬のチビ。 これが実話を元にしているというのだからやりきれない。 一匹でもこんな不幸な猫や犬がいなくなることを願う。2019/04/28
遠い日
8
作者のふりやかよこさんの体験をもとにしたお話。野良猫や野良犬になるのは、人間の勝手な行いのせいであることを思い知らされる。そうして置かれた環境で、精一杯生きるしかない彼らに、複雑な感情を抱いてしまう。2018/11/13
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
再読。ポラもチビも実在した犬猫をモデルに描かれています。人間の勝手が動物たちを苦しめるけど、その人間も含めてみんなが幸せになっていることを信じて。2018/09/03
がる
5
道路に飛び出したりするくだりが悲しくなりました。 こういう境遇の犬や猫が減ることを願います。2015/02/15
ののはな
5
図書館借り本、S読了、M読み聞かせ。飼われていたポラの運命、つぶらな黒い瞳、のらになって出逢った犬との対話、ラストまでがもの悲しいけれどリアル。2011/04/10