内容説明
こんなものに!こんな花を!?の発見がたのしい写真+エッセイ。
目次
1 草かざり図版(捨てられてしまいそうなものを器にして飾ってみる;やさしい草の飾りかた;草かざり解説)
2 拾ったもの図版(何かに使えるかな?と思いながら拾いあげたもの;捨てられないもの)
著者等紹介
かわしまよう子[カワシマヨウコ]
花作家。1974年、鹿児島県生まれ。2000年に「花だな」と思い、それまで勤めていた会社を退職する。路上やコンビニエンスストアの中で花束を売ることからはじめ、現在は、ものや自然をテーマにした執筆活動のほか、花器でないものに草花を飾ったものや、あしもとに咲く雑草の写真を、美術館やギャラリーなどで発表する。小さな自然(雑草)に目を向けるたのしさを共有するワークショップも不定期で行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジョニーウォーカー
16
な、なにこの趣…。花瓶として使われているのは、マヨネーズの容器や空き缶、フィルムケース、納豆パック、ペットボトルのキャップなど、すべて日常生活から出たゴミばかり。なのにこの作者ときたら、そこに自然の草花を組み合わせて、ひとつの芸術作品に仕上げてしまう。きっかけは、子どもの頃からの「なかなかモノが捨てられない」性分にあるとか。松居一代からは絶対に生まれない感性である。図書館で借りた本だったが、どの写真もあまりに素敵なのであらためて購入決定。この新鮮さ、『マン盆栽』以来かもしれない。2010/02/09
はな*
12
庭の片隅とか道端で摘んだ草や花を空き瓶に挿しておく。私もよくするので、かわしまさんの「草かざり」をかわいいね~なるほど~と楽しく眺めた。マヨネーズの赤いキャップや納豆の白いパックまで花器にしてしまうのにはちょっと驚いたけど。ノイバラの実と紅い葉っぱを挿した瓶をお行儀よく並べた草かざりが素敵で、真似したいと思った。私の大好きなハゼランがたくさん紹介されていて嬉しかったのでした。2017/02/17
まみ
8
道端に咲く小さな花を摘んで帰り、ラムネやヤクルトの空き容器に飾った幼い頃を思い出し、懐かしいような切ないような気持ちになった。オオバコ、シロツメクサ、ヘビイチゴ、カヤツリグサ・・・野の草花が飾られているのはフィルムケースだったり水薬の空き容器だったり、お菓子やデザートの空き容器だったり、中には牛乳パックとかラップの芯とか納豆の容器とかまである。さかなの形のしょうゆ入れの口部分に紐を縛って吊したところにシロツメクサが一輪飾ってあるページがとても好きでした。2009/09/01
kajikimaguro
7
たまたま手に取った本。 なのにすごく引かれた。ゴミと扱われるものと自然の草花の組み合わせが作品として成り立って写真がきれい。2014/06/22
クドアンヌ
2
表紙の飾り方に衝撃を受けて借りた。中も似たような感じで、しょうゆ入れ(魚のやつ)とか納豆のパックなど。「捨てられてしまいそうなものを器にして飾ってみる」がテーマらしい。飾られている草も、買ってきた草花というより雑草で、きっとこの人なら荒廃した世界でもなにかしら見つけて組み合わせて楽しく生きていきそう。真似をするにはセンスと、これらを飾ってゴミに見えないような部屋が必要だな。2022/06/17
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