内容説明
推理小説を読んで、サラダを作れば、クラシック音楽がわかる―チャイコフスキー、モーツァルト、ベートーヴェンなど基本の五曲でクラシックのキモを解説する痛快な入門書。お勧めのCD、演奏家、コンサートホールなど役立つ情報も満載。
目次
第1章 超基本1から6まで 聴き始める前に(推理小説とサラダの秘密;とてつもなく大事な演奏家 ほか)
第2章 実践編1 基本の三曲、これだけ聴けば、クラシックは完全にわかる(恋愛大悲劇をテーマにした音楽に隠された奥義―ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー『ロメオとジュリエット』;ソナタ形式の謎、これがわかればクラシックは九〇パーセントわかる―ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト『ピアノ・ソナタ第十五番』 ほか)
第3章 実践編2 もっとディープに、もっと危険に(ベートーヴェンを尊敬しつつベートーヴェンを超えた大天才シューベルト―フランツ・シューベルト『交響曲第八番未完成』;ベートーヴェンとシューベルトの末裔たち ほか)
第4章 コレッキリ!実用情報(これがスゴイ作曲家だ!クラシックのホール徹底解析 ほか)
著者等紹介
許光俊[キョミツトシ]
1965年、東京都生まれ。慶應義塾大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
テラ
2
クラシックに恋する人は読んでもいいかな2016/09/18
さたん・さたーん・さーたん
1
父の本棚から拝借。その割に本書で紹介されているオススメ指揮者のCDが見当たらずバッサリ斬られたカラヤン・アバドが家に目立った(生鑑賞推奨著者とオーディオ愛好家のずれか)。それほどに辛口だが、それゆえのクラシック愛。どこからつついていいやらわからない入門者に、聴いてみたい音楽の見当をつけてくれて読みやすい。2021/06/03
yukioninaite
1
お勧め楽曲の100ページまで読んで十分堪能させていただきました。2017/09/01
カツェ
1
冒頭でクラシックを聴くために推奨される超基本の2項目がこちら。“1.本格派推理小説を読みなさい。2.自分でサラダを作りなさい。”この断言とハッタリにいきなり掴まれた。CDのランニングタイムに合わせた、こと細かな1曲解説など、誰もやってこなかったガイドの試み。ただ結局、最後に実用情報をつけてしまう、ベタな販売対策の編集が残念でならない。2013/06/10
やま
0
美しさには感情移入型の美と抽象的な美があり、クラシックは後者がかなりの割合で求められるとの指摘には納得させられた。2017/02/05




