内容説明
動物目線で考えた、おかしくも、ためになる辞典。「生き物ならどうするか」、「どう考えるか」、「どう振る舞うか」について、伝聞、推測、憶測している。
目次
第1章 魚介類語編(前向きに考える;カニ語訳 ほか)
第2章 哺乳類語編(決めゼリフ;ザトウクジラ語訳 ほか)
第3章 鳥類語編(シンプル・イズ・ベスト;クジャク語訳 ほか)
第4章 爬虫類・両生類語編(成人式;カエル語訳 ほか)
第5章 虫語編(親の七光り;タマムシ語訳 ほか)
著者等紹介
金田一秀穂[キンダイチヒデホ]
1953年、東京都生まれ。上智大学心理学科卒業。東京外国語大学大学院日本語学専攻修了。祖父の京助、父の春彦に続き、日本語の研究を専門としている。ハーバード大学客員研究員を経て、杏林大学外国語学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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柚香
1
視点も面白いし いろんな動物に詳しくなれていいんだけど 用例文がイマイチなのが多かった 意味は面白いんだけどなー2013/03/15
けい
1
普段使っている言葉を、違う視点から考えることが出来て面白かったです。例文や対談のノリがずいぶんくだけていたのがちょっと意外でした。2009/07/23
148cm
0
立場変われば思考、常識、見方が変わる。 人間が言う「前向きに考える」は、蟹だと「横向きに考える」になる---- といった具合に、様々な慣用句、表現を、蟹に限らず いろんないきもの側に立って変換してみた一冊。 「成人式」、カエルなら? 「彼女いない歴1年」ガラパゴスゾウガメだと? 脳がちょっとほぐれた気がします。2016/07/30
katta
0
☆☆☆ 日本語学一家の最終兵器、金田一秀穂センセの実にくだらない辞典。人間に使う慣用句をもし動物だったらどういうか、と考えたもの。途中に挟み込まれたみうらじゅんとの対談が出色。2009/02/24