内容説明
日本でもっとも孤独死の現場を知る著者が緊急提言!老後の不安ではなく、明日の不安。本当の「ひとり」にならないために、今から準備しなければならないこと。
目次
第1章 孤独死の現実を知ってください(42歳、元キャリアウーマンの孤独死;47歳、離婚男性のたったひとりの死にざま ほか)
第2章 こんな人が孤独死に陥りやすい(壊れた家電がそのままな人;表情のない人 ほか)
第3章 孤独死を避けるために、今日からできること(孤独死を自分のこととして考える;友達に電話をしてみる ほか)
第4章 特別対談 上野千鶴子×吉田太一「おひとりさま」も男女で違う―弱さでつながる女、「ヘルプミー!」が言えない男
著者等紹介
吉田太一[ヨシダタイチ]
1964年大阪市生まれ。日本料理の板前を経て佐川急便に5年間勤務後、28歳で引越運送業を始める。その後、日本初の「ひっこしやさんのリサイクルショップ」を開業。2002年、遺品整理のサポートの必要性を感じ、「天国へのお引越し」をキャッチフレーズとした日本初の遺品整理専門会社「キーパーズ」を設立。遺品整理業をビジネスモデルとして確立させたことでマスコミから大いに注目を浴びる。創業から6年の間に、1000件あまりの孤独死などの現場を経験。最近では、本業以外に、孤独死を防ぐためにDVDの作成配布や講演活動などを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
G-dark
17
十代、二十代、三十代など、若い世代の孤独死の事例も紹介されており、孤独死は決して他人事ではなく、自分自身や友人にも遠い未来ではなくすぐにでも起こり得るかもしれない…と気付かせてくれる本です。孤独死しやすい人の特徴も挙げられており、『本当の「ひとり」にならないための26のアドバイス』と題したアドバイスも書かれています。…わたし自身、孤独死しやすい人の特徴にいくつか思い当たる点があったので…、…反省し…、すぐさま部屋を片付け、そしてしばらく連絡を取っていなかった友人へ年賀状を出しました。2014/01/03
喪中の雨巫女。
11
『女おひとりさま』になるのは、確実。部屋をみて、ヤバいと思いました。突然死したら、大変です。猛烈に反省。2011/03/28
yumiusa
4
【図書館】だいじょばないよ・・・(苦笑)。48時間以内は、無理そうだなぁ。「まさか自分がこの類の本を読むことになろうとは」というのが本音。2014/08/21
いろは
3
最近老後の事を、ふんわりとだが考えるようになった。そんな時に図書館で偶然出会った本。著者が遺品整理会社をされているので、前半は孤独死の現状や悲惨さをリアルに語っている。しかし孤独死=おひとりさまではないんだという、内容にちょっと安心。結局はおひとりさまかどうかではなく、個を確立し自立出来ているか?周囲に依存し過ぎてないか?という事。あたりまえだけど、あたりまえを再確認。★★★2017/11/05
もりけい
3
こんな人がおひとりさまで亡くなりそうという生活習慣から述べているところが興味深い。壊れた家電をそのままにしている、コンビニ弁当など。対処として「自分より寂しそうな人を探す」というのは引きました。2015/02/14