内容説明
かたつむりをみたことがない太郎冠者。とんでもないいきものを、「かたつむりだ!」とかんちがい。やしきにつれてかえろうとしている。はてさて、そのとんでもないいきものとは。
著者等紹介
内田麟太郎[ウチダリンタロウ]
1941年、福岡県生まれ。看板職人を経て、絵詞(えことば)作家になる。『さかさまライオン』(童心社)で絵本にっぽん賞、『うそつきのつき』(文渓堂)で小学館児童出版文化賞、『がたごとがたごと』(童心社)で日本絵本賞、『かあちゃんかいじゅう』(ひかりのくに)でけんぶち絵本の里大賞を受賞
かつらこ[カツラコ]
1974年、岐阜県生まれ。名古屋芸術大学洋画科卒業。以来、造形作家として、陶芸、銅版画、お面、ガラス絵、その他さまざまな立体作品など、精力的に制作を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
100
この話は私が学生の頃に鑑賞した覚えがあります。何十年もむかしのことでしたが、非論理的な世界の面白さがあったように覚えています。この絵のようなハチャメチャな感じはないようでした。この絵では山伏と太郎冠者のやり取りが見ているだけで楽しくなります。ただ子供はわかるのかなあという気もします。2017/11/29
yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん🎄🎅🎄
57
読み友様からのご紹介本です📚蝸牛という狂言をアレンジしすぎたwいや、とても面白くアレンジした本当に楽しい絵本です。絵が可愛くもあり豪快でもあり。山伏のおじさんがめちゃくちゃ過ぎて楽しかったです😊2023/05/31
びわこっこ
47
読友さんのレビューを読んで、読んでみたくて図書館から借りてきた。狂言絵本で、かたつむりを見たことがない太郎冠者が、主人に言われて、じいさまを長生きさせる、かたつむりを、とってこいと命じられる。見たことがないから探しようがない。主に教えられた情報だけで探しに行って、山伏にからかわれ、はやしたてられて、山伏をカタツムリだと思って連れ帰る。主は山伏に騙されていると、太郎冠者を叱るが、山伏のおはやしに自然と身体が、動いてしまう。狂言の節まわしがリズム感があって、愉しい絵本だ。日本の伝統芸能に親しんでほしい。2023/05/21
chiaki
39
狂言演目『蝸牛(かぎゅう)』の狂言えほん。こちらも威張りんぼの山伏登場。幸運と長寿の慶びもののかたつむりを、じいさまに捧げるためにかたつむりを捕獲するよう仰せつかった太郎冠者。でもかたつむりなるものを知らない太郎冠者は、主人から教わったかたつむりのチャームポイントからイメージを湧かせて捕獲に向かいます。そこで見つけたかたつむりとは…!笑 腰に貝を…、確かに〰️笑 面白いから読み聞かせしたいけど、「ハァ、あめもふらぬに、でざ、~」「でんでんむしむし」のお囃子が難しい!「でんでんむしむし」の起源はここから!?2020/12/17
FOTD
26
かたつむりを知らない使用人に「かたつむりを捕まえてきてほしい」という主人。さて、使用人が捕まえて来たものは、という狂言が原作の楽しい絵本。 読み聞かせにも良いかもしれない!? 子供たちと大騒ぎしちゃいそうだ(笑)。2023/05/20




