内容説明
塩野七生のルネサンス地中海シリーズ第2弾!舞台はコンスタンティノープル。船着き場で、少年は少女と出会った。
著者等紹介
塩野七生[シオノナナミ]
1937年、東京都生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業。『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』で1970年度毎日出版文化賞を受賞。82年、『海の都の物語』でサントリー学芸賞。83年、第30回菊池寛賞。93年、『ローマ人の物語1』で第6回新潮学芸賞。99年、第2回司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労賞を授与される。2006年、『ローマ人の物語』(全15巻)を完結。2007年、文化功労者に選ばれる
司修[ツカサオサム]
1936年、群馬県生まれ。1976年、『金子光晴全集』で第7回講談社出版文化賞(ブックデザイン部門)を受賞。1978年、『はなのゆびわ』で第27回小学館絵画賞。1993年、『犬(影について・その一)』で第20回川端康成文学賞。2007年、『ブロンズの地中海』で第48回毎日芸術賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
鱒子
39
図書館本。センスの良い大人の絵本。分類としては日本文学です。オスマン帝国支配下のコンスタンティノープルで知り合った ギリシア人の少年少女の悲恋。2017/12/20
ケロリーヌ@ベルばら同盟
23
【トルコ注入月間】牡牛の首の形をしたコンスタンティノープル、その頭から伸びる角が金角湾である。王宮がある旧市街と対岸のガラタ地区はごく近く、現在は、湾に架かるガラタ橋を渡って徒歩で往き来する事が出来る。昔は数多の渡し船が、人々の生活を担って日に何度も往復していた事だろう。かつてこの地で栄華を極めたギリシャ人の裔、渡し守の少年と、乗客の少女の淡い恋が、モノトーンの装画と流麗な文章で語られる。人と人を隔てるのは、海ではない。白い野の百合はトルコの駕籠かきに踏み躙られ、後宮へと連れ去られる。切なく美しい絵物語。2018/06/05
野のこ
14
渡し守の湾と湾を繋ぐ間の恋。突然の出逢いと別れ。御輿の幕からのぞく彼女から流れる白い野の百合の花の涙。あなたを想う、最後のロクサーナの花束の贈り物。両思いなのに切ないです。花から彼女の清楚で可憐さが伝わってきした。香水、気になります。絵のコントラストも引き立ちギリシャの雰囲気でした。2016/12/15
紅子
12
塩野さん入門書、と思って読んでみた。世界史に全く馴染みがないので本書ですら苦戦。ストーリーはわかっても、その奥に隠れている史実を知らなければちゃんと理解したことにはならないのだろうなぁ。2021/12/08
浅葱@
10
淡い想いは悲恋に変わる。これから先に誰と遇おうと、どんなことが起ころうと、心の中にある人。白黒の画がとても美しく残った。2012/12/22




