内容説明
有名なバレエ団が、ゾーエの学校にくることになった。公演で、天使を演じる男の子をさがしているという。ルーカスとジョナサン、どっちも応援したいけど、えらばれるのは、ひとり…一体どうしたらいいの?あいかわらず、意地悪な態度をとるライラも悩みの種。でも、今日もバレリーナめざしてがんばらなくっちゃ!イタリアの名門バレエ学校に通う、少女ゾーエをめぐる物語、第三弾。
著者等紹介
マジーニ,ベアトリーチェ[マジーニ,ベアトリーチェ][Masini,Beatrice]
ミラノ生まれ。イタリアの人気児童文学作家の1人で、これまで発表した読み物・絵本は30冊以上。イタリアでは「ハリー・ポッター」シリーズの訳者としても知られる
長野徹[ナガノトオル]
東京大学文学部卒業(イタリア文学専攻)。現在はイタリア文学の研究、紹介に従事。訳書は、『光草―ストラリスコー』(小峰書店)、『ポリッセーナの冒険』(徳間書店)、『キスの運び屋』(PHP研究所)、『ベネチア人にしっぽがはえた日』(汐文社)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カタコッタ
6
面白くなって来ました。きっと著者はバレエが好きでたまらなくてこの本を表したのでしょう。まだトウシューズを履いていないこどもでも、イタリア人は考えていることが大人です。ゾーエはいい子すぎる所もあるけれど私達の期待を裏切らない、バレリーナになって欲しい!次巻が待ち遠しいですね。 2018/09/10
かな
0
前巻より、今巻の方が、バレエ色が強かったかな。バレリーナを目指す子ならではの気持ちや、悩み・・・が随所に出てきた感じ。ルーカスとジョナサンの葛藤はもうちょっとあってもよかったんじゃ?って気もするけど・・・。それにしても、ルーポがこんなにヤなヤツとは。レダの男の子を見る目がなさすぎで心配です・・・。2010/06/20
Theodore
0
いくら嫌いな相手だからといって、生徒の悪口を他の生徒に喋ってしまう衣装係の態度は、学校の職員としてどうかと思う。まぁ、世の中にはこんなろくでもない人間もいるよ、という見本なら、それはそれでありだが。 2010/06/08
psy
0
今巻も面白くも興味深かったです。まだバレエシューズだったんですねえ・・・作中、アーモンドの肩甲骨は翼のなごりが出てきて驚愕。11歳で読むんですね、イタリア人・・・(私が遅いだけか・・・?)2010/01/16