ポプラ物語館
花火とおはじき

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  • サイズ A5判/ページ数 131p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784591100486
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

内容説明

どんなときも、あいのためなら、なんでもしてくれたおばあちゃん。だけど、あいは、なにもしてあげられなかった…。おばあちゃんのお通夜の夜、あいは、ふしぎなおねえさんにつれだされ、いっしょに花火を見ることになったけれど…?急死した祖母と、孫の、おたがいへのあふれる思いが心にしみるファンタジー。

著者等紹介

川島えつこ[カワシマエツコ]
1970年、群馬県に生まれる。群馬大学教育学部国語国文学専攻卒業。その後、高等学校、養護学校に勤務。2002年、「十一月のへび」で第19回小さな童話大賞・大賞を受賞。2006年、『まんまるきつね』(ポプラ社)でデビュー。少女の繊細な心理をベースに透明感のあるファンタジーの世界を描き続けている。群馬県在住

高橋和枝[タカハシカズエ]
1971年、神奈川県に生まれる。東京学芸大学教育学部美術科卒業。おだやかでやさしい絵は詩情にあふれ、幅広いジャンルで活躍している。神奈川県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ミーコ

65
図書館の夏休み特集の机で見つけて借りてみた初読みの作家さん本。4年生のあいちゃん 大好きだったおばあちゃんが急死・・・。大人でも受け入れられないのに、小学生のあいちゃんに受け入れられるハズがありません。でも優しいおばあちゃん、若い頃の姿に戻り お姉さんになって約束してた花火に連れて行ってくれます。本当にこんな事が有れば良いのになぁ と暖かい気持ちで読みました。あいちゃん、おばあちゃん、青年だったおじいちゃんと素敵なヒトトキを過ごせました。私も見た事のない祖父母に会ってみたくなりました。2017/07/20

けんとまん1007

58
この時期に出会ってよかった。花火。何とも言えない懐かしい想い出が浮かんでくる。自分自身、おばあちゃんっ子だったからかもしれない。小さい時、皮膚が弱く、よく皮膚科のお医者さんに連れていってもらった記憶が、微かにある。今、妹が持っている祖母の写真・・・小さくて、可愛い笑顔を写真。2022/08/06

ぶんこ

56
夢のような・・お通夜に若い女性になって現れたおばあさん。 あいちゃんは、おばあさんと約束していたお祭りに行きます。 おばあさんも約束が果たせて、あいちゃんも大好きだったおばあさんと最期のお別れができました。 しかもおじいさん(おばあさんと同じ若い男性の姿で)とも会えました。 おばあさんの食いしん坊が可愛い。 これから、あいちゃんはどうなるのか? 運動会や遠足のお弁当はお母さんが作ってくれるのでしょうか。ちょっと心配です。2015/10/05

はる

50
優しくて暖かい。大好きなおばあちゃんのお通夜の日、不思議なおねえさんが現れます。小学4年生のあいは、そのおねえさんと二人で花火を見に行くことになるのですが・・・。あいの、大好きなおばあちゃんを想う寂しい気持ち。おばあちゃんの孫を可愛く想う優しい気持ち。さりげない描写が切ないです。情緒があって、いい話でした。2015/09/02

hirune

45
大好きなおばあちゃんとの突然のお別れの夏。池のある丹精した庭と最愛の孫娘を残して旅立つのは さぞかし辛いことだろうなぁと思った途端、涙腺が決壊寸前のまま 読み終えました。あいちゃんとの約束を守って花火に連れて行ってくれたおばあちゃん、そのおばあちゃんとの約束で迎えにきてくれたおじいちゃん。優しさに満ち溢れた素敵なお話しでした☆2017/06/09

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