内容説明
崖の国の空中に浮かぶ大きな浮遊石。その上に築かれた神聖都市・サンクタフラクスは、かつてない厳しい寒さにこごえていた。浮遊石は浮力を増し、今にも係留鎖を断ち切って虚空に飛び去ろうとしている。新たな最高位学者の誕生、博士たちの陰謀、従士ヴィルニクスの罠。いくつもの思惑がうごめくなか、冬を終わらせるカギは「大いなる嵐」か「嵐晶石」か。そしてそのカギをにぎるのは…。世代をこえて描かれる壮大な『崖の国物語』。のちに「雲のオオカミ」と呼ばれる空賊クウィントの若き日を描く、崖の国の序章とも言うべき物語。
著者等紹介
スチュワート,ポール[スチュワート,ポール][Stewart,Paul]
1955年ロンドン生まれ。ランカスター大学と東アングリア大学で創作を学ぶ。ファンタジー、ホラーから絵本、サッカー少年の物語まで、さまざまなジャンルで人気を博す。『ファーガス・クレインと空飛ぶ鉄の馬』(ポプラ社)で2004年スマーティーズ賞金賞を受賞。現在、ブライトンで小学校教師の妻と二人の子どもとすんでいる
リデル,クリス[リデル,クリス][Riddell,Chris]
南アフリカ生まれ。専門学校でイラストレーションを学んだのち、経済紙のマンガをはじめ、幅広い分野で活躍している。『海賊日誌―少年ジェイク、帆船に乗る』(岩波書店)で2002年のケイト・グリーナウェイ賞を受賞
唐沢則幸[カラサワノリユキ]
1958年生まれ、長野県出身、青山学院大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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