内容説明
「サンタクロースなんて、いないのよ」50年前のクリスマス・イブ。姉の言葉にショックをうけた8歳のメリーは、ほんとうのことが知りたくて、もっとも信頼するおばあちゃんの家へ自転車を走らせます。すると、おばあちゃんは…。
著者等紹介
増田久雄[マスダヒサオ]
東京都に生まれる。映画プロデューサー。早稲田大学在学中に石原プロで企画製作に携わる。その後、株式会社プルミエ・インターナショナルを設立し、『チ・ン・ピ・ラ』『ラヂオの時間』など多数の映画を製作
上野紀子[ウエノノリコ]
埼玉県に生まれる。日本大学芸術学部美術科卒業。『ねずみくんのチョッキ』(講談社出版文化賞)に始まる「ねずみくんの絵本」シリーズは世代を越えて読み継がれている。第28回巖谷小波文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みさどん
15
サンタクロースは本当にいるの?という普遍的な問いかけに動き出すお話。10ドルのコートにはやっぱりという落ちだったけど、こんなほどこしにはハテナマークが出てしまう。コートをもらう家庭の解釈はどうすればいいのか。いやいや私がねじまがってるか、メルヘンで終わらなければならない。2023/12/13
niko-08
12
サンタクロースはいるのか?子どもなら1度は考える事でしょう。読後は優しい気持ちになります。2017/11/29
あられ
1
クリスマスに手に取った サンタクロースは誰かを思う心 姿かたちが見えなくても、サンタクロースがいないことにはならない 口伝えの話に付け加えられただろう部分が少し余計なようにも感じたが、読後感は良 ねずみくんシリーズしか知らなかったので気持ちの良い絵にも満足2022/12/24
真尋
1
悪魔の証明宜しく、神話生物のようなサンタクロースの存在証明説明に世の大人たちは難儀してあれやこれやと色々な理由が上げられますが、この本では無理なく優しさを教訓に交え教えてくれます。ただ、小さすぎる子どもには夢が足りないかな。サンタクロースの仕事を知った大人の方が胸に響きやすい絵本。2015/12/11
LACI
1
クリスマスの時、サンタさんのお手伝いを誰でもが出来るのですよね。ねずみくんのチョッキを書いた上野紀子さんが絵を描かれています。単色がお話に深みを出しています。2013/11/25