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とりになったはっぱのはなし

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  • サイズ A4判/ページ数 27p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784591095218
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

内容説明

むかしむかしのずっとむかし、かみさまがはじめておつくりになったやまに木がはえてきました。木はぐんぐんとのびえだをのばし、はっぱをいっぱいにつけました。やがてきせつがうつり…。

著者等紹介

今西祐行[イマニシスケユキ]
1923年、大阪府に生まれる。早稲田大学仏文科卒業。在学中より早大童話会に参加し、作品を書き始める。戦時中、学徒出陣を経験。原爆投下直後の広島で救援活動にあたる。戦後は出版社につとめながら作品を発表。1987年、農業小学校を創設し、作家活動のかたわら校長を務める。「びわの実学校」同人。主な作品に、『肥後の石工』(日本児童文学者協会賞)、『浦上の旅人たち』(野間児童文芸賞)、『光と風と雲と樹と』(小学館文学賞)ほか多数がある。2004年、死去

しのとおすみこ[シノトオスミコ]
篠遠すみこ。神奈川県鎌倉市に生まれる。東京芸術大学油絵科卒業。作品に、『ゆうひのしずく』(産経児童出版文化賞推薦)などがある。日洋会会員。鎌倉美術家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かりさ

89
神様がおつくりになった世界。木々は葉をつけ鮮やかな世界に彩られます。けれど季節はめぐり葉っぱたちは秋色に染まり、やがて冬の冷たさに木を離れて落ちていく…。嘆く葉っぱたちに神様がなさったこととは。色とりどりの鳥たちの可愛らしさ、美しさにあたたかなものが流れ込んで来ます。絵も文も優しい絵本です。鳥たちが木に止まって羽を休めるのはこんなことがあったからよ、なんてお話を聞かせても良さそう。ロマンチックな子はそこからさらに素敵な想像をすることでしょう。この絵本の出来た経緯もとても優しくて素敵です。2017/02/05

モリー

63
命を慈しむ作者の眼差しが感じられます。以前、今西祐行さんの講演会を収録したDVDを見たことがあります。その中で、今西さんは、どの作品も大切だけれども、あまり注目されなかった作品の中にとても大切に思っているものがあると話されていました。この作品もそういうものの一つかもしれません。2020/07/16

♪みどりpiyopiyo♪

16
むかし むかし むかしの ずっと むかし かみさまが はじめて おつくりになった やまに 木がはえてきました ■世界を慈しむ神さまの 穏やかな微笑みを感じるようなお伽話を読みました。すくすくと育つ世界、めぐる季節。■自然の摂理を「かわいそうなこと」として描くことには ちょっと違和感あったけど、葉っぱが鳥さんになるというメルヘンは素敵です♪ ちいさい人と読んで穏やかなひと時を過ごすには良い絵本ですね。(2006年)2017/08/08

Cinejazz

9
〝昔むかしの、ずっと昔、昔を千ほどいった昔のこと。神様が初めて山をおつくりになったばかりの時のこと...春になると、その山に初めて木がはえて...木はぐんぐんと伸び、枝を伸ばし、葉っぱが一杯ついた...やがて季節が移り、冷たい風が吹いて、降る雨も冷たくなった...葉っぱたちは、ひらひらと木の枝を離れ、散り始めた...「可哀そうに」と、神様は溜息をついた「なんとかして、この葉っぱたちを死なせないでおきたいものだ。いい考えはないものか・・・」〟原爆投下直後の広島で救援活動にあたった<今西助之>さんの作品。🍂2023/09/13

まげりん

9
天地創造のお話を思い出した。文体が美しい。お話も優しくて、いつまでもこの世界にいたいような気分になります。2016/11/28

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