内容説明
魔女の子ルルーは、魔法書をかた手に一本のほうきをつくりあげました。あおいリボンのついたかわいいほうきです。「じゃ、いくわよ」くまのぬいぐるみのペルタとともに、はじめての空の旅がはじまりました。もっともっと、どんどんとおくへ―みしらぬ街には、どんな出会いがまっているのでしょうか。小学校中級。
著者等紹介
村山早紀[ムラヤマサキ]
1963年、長崎県に生まれる。活水女子大学文学部日本文学科卒業。デビュー作『ちいさいえりちゃん』で、第4階椋鳩十児童文学賞、毎日童話新人賞最優秀賞を受賞
ふりやかよこ[フリヤカヨコ]
1946年、山口県に生まれる。大分県立芸術短期大学油絵科卒業。作品に『チコちゃんのあかいチョッキ』(絵本にっぽん新人賞佳作)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hirune
27
同じように運命の理不尽にあってもそれに流され悪い行いをするバラケと踏み止まって自分を律するギルバート。他に向けた刃は自分の魂をより斬りつけ傷つけるということですね。バラケは最後にならず者に立ち向かって死ぬことでやっと救われたのかな。悲しい人でした。。2015/08/16
nana
4
ルルーの行動範囲が広がって、新しい友達や仲間が出来ました。優しくあるには強さが必要ですね。2015/08/13
ひろんこ
3
今回も感銘を受けた。強くなりたいって思うことほど強い。そして出会いは、偶然じゃなく運命だと思う。形や姿は、どうであれ前世で出会ったことのない人は、一生出会うことがないそう。それを考えると、やっぱり運命だ。宿屋のジャンとギルバート様の従姉妹が結婚したようにね。私も出来ることならルルーやサラに会ってみたいな。2023/03/08
マグカップ
0
幼い頃に読んだシリーズなのですが、懐かしくなってしまって再読。暖かくて、ワクワクして、少しだけ切なくて、どこか厳しいところもあるけれど、優しく包み込んでくれる物語。幼い頃はペルタの辛辣な発言に苛立ったものですが、大人になって読み返すと「ペルタ、イイこというじゃん!」なんて思っちゃいました。ちなみに、まえがきとあとがきが物語の奥行きを信じられないほど広げていて好きなんです。全巻、そろえちゃおうかな。2020/10/12