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内容説明
曾我の五郎と十郎の兄弟は、富士のすそ野での大巻き狩りの日、父の仇である工藤祐経にいどんだ……。『曾我物語』より日本の代表的な仇討ち話。
著者等紹介
砂田弘[スナダヒロシ]
1933年、朝鮮に生まれる。早稲田大学仏文科卒業。出版社に勤務後、文筆生活に入り、創作・評論で活躍中。日本児童文学者協会会長。作品に『さらばハイウェイ』(日本児童文学者協会賞)など
太田大八[オオタダイハチ]
1918年生まれ、長崎出身。多摩美術学校卒業。「こどもの本WAVE」提唱者。小学館絵画賞、講談社出版文化賞、絵本にっぽん賞、サンケイ児童出版文化賞大賞、赤い鳥さし絵賞など受賞作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ume 改め saryo
24
この時代、こんな悲しい生き方をした人は数多いたのでしょうね。 現代に生きていたら日本の政治を変えてくれたかもしれませんね(^^)2014/11/14
Cinejazz
10
源頼朝の御家人・工藤祐経(クドウ スケツネ)を、18年の歳月をかけて父親の仇として討ち取った曽我兄弟(十郎・五郎)の悲運の生涯を絵物語として紹介されています。 源氏政権を狙う北条義時の父・時政に利用された曽我兄弟被害者説、そもそもが頼朝暗殺を意図した政治的陰謀説など、仇討ち事件の背景についてまわる疑惑を押しのけ、武家社会の美徳として日本三大仇討ちの第1号となりました。 ▷曽我兄弟の仇討ち(1193年)、鍵屋の辻の決闘(1634年)、元禄赤穂事件(1702年)2022/10/18
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
父の仇、工藤祐経を討つため、母の反対を押し切って密かに剣術の稽古に励んだ曾我十郎、五郎の兄弟。巻狩りの日、敵地へ赴く。 死には死をもって報いよ的な仇討ちのおはなし。子どもよりも高齢者向きです。2020/05/13
つき
8
曾我兄弟に復讐心を植え付けたのは、やっぱりお母さんだよなあ。2018/03/26
ヒラP@ehon.gohon
4
まず、敵討ちという行為が、子供向けの絵本にはなじまないテーマだと思います。 執念のように、父の仇を打つことに心を縛り付けてしまった兄弟には、かつては美徳とされたことが、今では通用しないことを再認識させられました。 2014/07/12
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