感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みや
31
耳の不自由な小学5年生の少女が学校で過ごすフォトドキュメンタリー本。ボランティアの手話通訳さんと手話を覚えたクラスメイトたちと共に、公立学校の一般学級で学んでいる。椅子を引きずる音が補聴器に響いてしまうため、テニスボールでカバーを作るなど、様々な工夫に愛情と友情を感じた。元々は「さまたげる」の意味である「碍」を用いた「障碍」と表記し、単に「不便な条件」という意味を表していた。現在は同じ音を持つ「害」を当てはめて使うようになったが、決して何かを害するものでは無いため、本書では「障がい」と書かれている。2017/08/02